更新日: 2018.02.23 16:51
笹原、FR2.0 NEC第4大会で2レース連続の5位入賞
2015年7月29日
2015 フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第4大会レビュー
--笹原右京、2レース連続の5位--
■大会概要
開催地:ベルギー(スパフランコルシャン:一周 7.004km)
開催日:2015年7月23日(木)~25日(土)
■スパフランコルシャン・レビュー
7月24日(天気:晴れ時々曇り/路面:ドライ) レース1予選 4番手/レース2予選 5番手
7月24日(天気:晴れ時々曇り/路面:ドライ) レース1決勝 5位
7月25日(天気:雨/路面:ウェット) レース2決勝 5位
2015シーズンのフォーミュラ・ルノー2.0 NEC(FR2.0 NEC)第4大会は、7月23~25日にF1ベルギーGPの開催地でもあるスパフランコルシャンで25台の参加により実施されました。ART ジュニアチーム所属の笹原右京(ささはら うきょう/19歳)は、23日の練習走行では車両の不具合もあり、1回目は7番手で2回目は僅か3周しか走れず14番手に留まりました。しかし、24日午前に実施された予選ではテクニカル区間での奮闘が奏功し、1回目はレース1決勝の4番グリッド、2回目はレース2決勝の5番グリッドをそれぞれ獲得しました。
24日午後のレース1決勝(25分間)、4番グリッドの笹原はスタートで3番手のドライバーに急接近して表彰台に立てる手応えを得ました。しかし、2周目に入ると高速域のスピードの伸びが足りないと感じ、実際にレース序盤にはランキングトップのドライバーにあっさりと抜かれて5番手へ後退しました。しかも、周回ごとに車高が下がるクルマの不具合でフロアの前端を擦り始めて抵抗となり、もともと伸びない高速域のスピードがさらに犠牲となりました。それでも数周は4番手に食らいつき、レース中盤から終盤にかけては背後からの追撃にさらされるもしのぎきって5位を手にしました。
25日午前のレース2決勝は、土砂降りと小雨を繰り返す悪天候もあり規定の25分間から22分間へ競技時間が短縮されただけでなく、セーフティカー(SC)の先導で始まりました。しかし、雨脚はまったく弱まる気配を見せず、4周目途中に赤旗が掲示されてそのままレース終了、5番グリッドの笹原は戦う機会を得られず5位でチェッカードフラッグを受けました。なお、笹原の次のレースは7月31日~8月1日にオランダ・アッセンで開催されるFR2.0 NEC第5大会となります。引き続きご注目いただき、末長いご支援とご声援をよろしくお願い申し上げます。
■笹原右京のコメント
「練習走行でいきなりクルマに不具合が見つかり、そこでの走り込み不足に翻弄される形で週末は始まりました。予選でのクルマの調子は本来の50~60%でしかありませんでしたが、テクニカル区間でタイムを削り取って4番手と5番手を手にしました」
「レース1決勝は序盤からクルマの調子に不安を覚えていて、とりあえずチェッカードフラッグを受けることが最優先の目標となり、どうにか5位を守りきりました。いつリタイアしてもおかしくない状況で、問題がモノコックにあるのか、ダンパーにあるのか、原因がつかめていないだけに先が見えませんでした」
「レース2決勝は僕が大好きな恵みの雨となりましたが、あまりに酷い雨でセーフティカースタート/セーフティーカーチェッカーとなり、まったく戦う機会を与えられないまま終わってしまいました」
「僕が大好きなスパフランコルシャン、しかしその週末はクルマのトラブルが続いてまともに走れず、フラストレーションが溜まる一方でした。でも、苦しい中で2レースともトップ5に食い込み、ドライバーとしてやるべきことは100%やり遂げたと信じています。オランダ・アッセンで開催される次のレースには、トラブルのないクルマを持ち込んで、自分たちがこれまでに作り上げたセットアップの威力を試したいと思います。今後もご支援とご声援のほど、よろしくお願い申し上げます!」
■フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第4大会 レース1
■フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第4大会 レース2