レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGTニュース

投稿日: 2014.11.16 00:00
更新日: 2018.02.17 04:17

谷口「なんとか頑張ったら神様がご褒美をくれた」


 スーパーGT第8戦もてぎの決勝レースでGT300クラスで3位を獲得し、ドライバーズタイトルを決めたグッドスマイル 初音ミク Z4の谷口信輝と片岡龍也が、今回のレースと今シーズンを振り返った。

●GT300クラスドライバーズタイトル獲得:グッドスマイル 初音ミク Z4
谷口信輝
 今週は走り始めからかなり厳しかったけど、ライバルのGAINERはすこぶる好調で、これは苦しいないう感じが土曜の予選前まではあったね。チームの中でセッティングのことで喧嘩になりそうなくらいだったし。ただ、本当に予選に向けて博打的な、それまでの想定とまるきり違うセットアップにしたらうまくいって、予選3番手という自分たちでも驚くような結果になった。そのことで、GAINERチームにも「やっぱりきたな」というプレッシャーを与えられたかなと思う。

 1周目にプリウスを抜いた時は期待した方もいると思うけど、僕はその後厳しくなるんだろうなということは分かっていて、案の定後ろから調子の良いマシンが来たので、どう考えても3位に届かないなという状態でバトンをもらいました。

 でも、なんとか頑張ったら神様がご褒美をくれまして、ぎりぎり3位でチェッカーを受けることができて、ものすごくうれしかったですね。珍しくチームにあと何周かと毎周聞いたりして、なんとかゴールできた。でも本当に、片岡のおかげでチャンピオンがとれました。最高だね。

 タイ戦の予選で、11号車と61号車という勝ちを狙っているマシンが下位に沈んでくれたので、そこが僕たちとしてはこのチャンピオンシップのターニングポイントというか、大きな要因だったのかな。そこまではGAINERに対して2点差しかなかったけど、9点差にまで開いたしね。

 本当に今週の流れが悪く、もてぎが苦手で苦しいと言いながらも決勝で3位に入れたのはミラクルだと思います。チームもヨコハマさんも、目一杯で戦ったなと思います。