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スーパーフォーミュラニュース

投稿日: 2014.09.28 00:00
更新日: 2018.02.17 03:10

野尻「嬉しいんですが、実感がまだ湧いてない」


 全日本選手権スーパーフォーミュラ第6戦スポーツランドSUGOで表彰台を獲得したドライバーたちが、今日の決勝レースについて語った。

●野尻智紀(DOCOMO DANDELION):決勝優勝
「今はすごく嬉しいという気持ちなんですが、ちょっといきなりすぎて良く分かっていないというか、実感がまだ湧いていないです(笑)。今日は朝のフリー走行では燃料を積んだ状態で走り、決勝を見越したタイヤでスタートしたのですが、バランスはすごくいい状態でした。そこからアジャストして決勝に臨みました。
 レースはスタートも決まって、トップに出てからはレースも長かったのでタイヤもセーブしつつ走ろうと思っていたのですが、意外とまわりとの差も保てたまま周回できたので、そのままいけば良いレースができるだろうと思っていました。クルマの状態も良さそうだと思いましたね。
 セーフティカーの時のチームのピットワークも完璧で、作戦面でもベストでした。最後、中山雄一選手が前を走っていて、このままいくとピットに入らないかも? と思いプッシュしました。そうしたらすぐに彼がスローダウンしたので前に出ることができました。彼にとっては残念な結果になってしまったと思います。
 トップに立ってからはミスしないように、ある程度ギャップもできていたので差もキープしつつ、飛び出さないようにだけ気をつけました。残り3周でペースを落としすぎてしまったこともあり反省ですが、レース中は「このままいけば優勝できる」という気持ちが出てなかなか集中できなくて、コースに留まることで精一杯でした。
 チェッカーを受けた後からずっとヘルメットの中で泣いていて、チームからの無線にも涙声でした。パルクフェルメに止めてからも「いったん落ち着けてから降りよう」としていたらちょっと時間がかかっちゃいましたね(笑)。
 今まで支えて下さったホンダさんやチームの皆さん、チームのスポンサーの皆さんに本当に感謝したいと思います。ちょっと優勝するのが思っていたより早かったのですが(「遅いよ!」と村岡潔監督からツッコミ)、ルーキーイヤーで優勝できたのは自分にとっても、ここまで苦戦していたホンダ勢、チームにとってもいいことだと思うので、ようやく自分の仕事ができたという思いでいっぱいです」