レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGTニュース

投稿日: 2015.11.01 00:00
更新日: 2018.02.17 11:21

鈴木亜久里「最終戦は良い所を見せたい」


第7戦 オートポリス 決勝レポート (GT500)
結果出ずも野尻の走りに高評価

 今朝のオートポリスは気温が低く、真冬の一歩手前の冷え込みだった。日中は気温が上がる予報があったものの、午前のセッションではタイヤの選定を慎重に行った。車のバランスは昨日よりも向上し、決勝でのポジションアップが期待された。
 スタートは野尻智紀。野尻は序盤、様子を見ながらポジションをキープしていた。9周目あたりから徐々に300クラスの車に追いつき、勝負どころと判断した野尻は前車が300クラスの車の処理に手間取っている間にポジションを2つ上げて11番手を走行していたが、2周後には更にひとつポジションを上げてポイント圏内まで辿り着いた。野尻の勢いは止まらず、21周目までに7番手までポジションを上げる事に成功した。午前で試したセットも上手くいったようだ。
 6番手とは少し差が開いてしまったが、野尻は少しでも前車との差を縮めるべく、プッシュし続けた。30周を過ぎたあたりからそろそろルーティンのピットインになるので、野尻は更にプッシュしたが、33周目に勢い余ってコースアウトしてしまった。コースには雨が降り始めていて、いわゆる”ちょい濡れ”で、コントロールが難しいコンディションだった。ここで、最後尾までポジションを落としてしまった。ペースが良かっただけに、非常に残念ではあったが、野尻の攻撃的な走りは賞賛に値するだろう。
 34周目にバトンを受けた松浦孝亮はトップグループと遜色ないペースでラップを重ねていった。前車の脱落もあり、最終的には14位でレースを終えたが、最終戦に望みをつなげる収穫の多いレースだった。