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F1ニュース

投稿日: 2014.12.24 00:00
更新日: 2018.02.17 05:03

14年予選スーパーグリッド/スタートアップ率


 2014年シーズンをさまざまな記録で振り返る「2014年F1なんでもランキング」。今回は予選順位を平均化したスーパーグリッドと1周目の順位アップ率を表すスタートダッシュを比較してみます。

 まずは予選スーパーグリッド。後半戦トップにつけたのはメルセデスのニコ・ロズベルグだ。2014年のポールポジション・トロフィーを獲得したロズベルグは、ハンガリー以降も8戦中5戦でポールを奪い、それ以外もすべて2位につけた。
 そのロズベルグを破りチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンは、ハンガリーでのマシン炎上が響き、平均グリッドは3.78の2位。ハミルトンに僅差で続いたのが、後半戦でメルセデスをも凌駕する速さを見せたウイリアムズFW36を駆るバルテリ・ボッタス。彼は前半戦の平均グリッド7.36から後半戦は4.00までパフォーマンスを改善させている。

 惜しくもトップ10入りはならなかったものの、母国ロシアGPでの5位が光るトロロッソのダニール・クビアト。前半戦のイギリスであわやQ3進出という活躍をみせたジュール・ビアンキも、ハンガリーとベルギーで2戦連続Q2に進むなど予想を上回る活躍が印象に残った。

 次にスタート時のポジションアップ率は、唯一ポジションダウンのなかったニコ・ヒュルケンベルグが平均4.2(前半戦3位/1.27)という値でトップ。また、前半戦でトップ(2.18)だったエステバン・グティエレスも3位につけるなど、ポジションアップおよびスタート直後のアクシデント回避能力が高いことを示しています。

 逆に、スーパーグリッドで3位と4位につけたウイリアムズのボッタスとレッドブルのダニエル・リカルドはポジションダウンが目立つ結果。最下位のロズベルグは、シンガポールでステアリングのトラブルに見舞われ、2番グリッドからピットスタートとなったことが影響しました。
 ちなみに、このレースをリタイアで終えたロズベルグは優勝したチームメイトに22ポイント差を逆転され、選手権リーダーの座をついに明け渡すことになりました。

2014年F1後半戦:予選スーパーグリッド
Pos.No.DriverGrid
16N.ロズベルグ1.33
244L.ハミルトン3.78
377V.ボッタス4.00
43D.リカルド5.89
514F.アロンソ6.44
619F.マッサ6.44
71S.ベッテル7.33
822J.バトン7.33
920K.マグヌッセン7.78
107K.ライコネン10.11
1126D.クビアト10.67
1225J-E.ベルニュ12.11
1311S.ペレス13.11
1427N.ヒュルケンベルグ13.22
1599A.スーティル14.00
1621E.グティエレス15.33
178R.グロージャン16.33
1813P.マルドナド17.56
1917J.ビアンキ18.20
2010小林可夢偉19.33
2146W.スティーブンス20.00
229M.エリクソン20.33
234M.チルトン20.50
2445A.ロッテラー21.00