更新日: 2018.02.16 10:32
BRZは10位完走「まだやり切れていない部分がある」
SUBARU BRZ GT300は10位完走
2012年7月29日 第4戦 スポーツランドSUGO
7月29日に行われたSUPER GT第4戦SUGO 300kmレース決勝で、R&DスポーツからエントリーしたSUBARU BRZ GT300は、予選17位からスタートし10位で完走しました。
この日も朝から気温が高く、真夏のレースらしい様相となりました。サーキットには、早朝から仙台市や周辺都市、他県からのレースファンなど約2万7500人の観客が続々と集まって来ました。前日の予選後、整備とともにマシンのセットアップをリファインしたBRZは、9時過ぎから行われたフリー走行では好タイムを連発していました。レース前のピットウォークの時間に突然の通り雨があり周辺を濡らしましたが、強い日差しはそれらを瞬く間に乾かしていきます。決勝レースがスタートする午後2時前には完全にドライコンディションに戻りました。
17番グリッドからスタートし、300kmレースの前半を担当した佐々木孝太は、周回毎に先行車をかわし続け、8周目には13位、16周目には10位、31周目には6位へとポジションアップしていきました。その後山野哲也に交代した佐々木は、「朝のフリー走行で、前日のアンバランス感を解消する方法が見つかりました。それによってクルマはだいぶ良い方向になりましたが、トップグループと対等に戦えるようにするにはもう少し手を加えないといけないですね」と語りました。後半を担当した山野も6位のポジションを守って走りましたが、終盤の59周目に痛恨のスピン。順位をその時点の7位から10位に落としてしまいました。しかし、それは何かのトラブルの兆候というわけではなく、そのままの順位で残りの周回を走り抜きフィニッシュしました。
STI総監督の辰己英治は、「昨日から今日への変化という意味ではだいぶタイムが出やすくなっていますが、クルマをセットアップする側としてはまだやり切れていない部分があり、ベストな状態だったとは言いがたいですね。しかし、今回はリヤのジオメトリー見直しが良い傾向を示したので、フロントへの対策を早期に実施して鈴鹿1000kmへの準備を進めるつもりです」と語っています。