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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.04.16 00:00
更新日: 2018.02.16 23:10

EoTの数値は「公平ではない」とアウディ


 WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているアウディは、先日発表されたシリーズ前半3戦の“イクビアランス・オブ・テクノロジー(EoT)”の数値について、不服を表明している。

 ワークスチームにハイブリッドシステムの搭載を義務付けた新たな車両規則が導入された今季のLMP1クラスで、様々な技術の勢力を均衡化するためのシステムとして設けられているEoT。先日、ル・マン24時間を含むシリーズ前半3戦の数値が発表されたが、アウディR18 e-トロン・クワトロの搭載するディーゼルエンジンは、暫定版よりも下方修正を受ける形となっていた。

 具体的には、アウディの選択した2MJのテーブルでは、1周あたりの“燃料での放出エネルギー量”が140.2MJから138.7MJへと減少(=1周あたりの燃料消費量が減少)。燃料搭載量も54.8リッターから54.3リッターへ縮小される形となった。一方で、ガソリンエンジンを搭載するトヨタとポルシェは数値が緩和されている。

 この調整について、アウディのLMP1プロジェクトを率いるクリス・レインケは「かなりの不満がある」と語る。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています