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F1ニュース

投稿日: 2015.07.28 00:00
更新日: 2018.02.17 09:27

Fインディア「大クラッシュの原因は独特の縁石」


 ハンガリーGPでフォース・インディアのマシンにはトラブルが相次ぎ、2台が大クラッシュを喫した。チーフオペレーティングオフィサー、オットマー・サフナウアーは、ハンガロリンクのコースに原因の一部があると考えている。

 金曜フリープラクティス1回目でセルジオ・ペレス車のウィッシュボーンにトラブルが発生、マシンが横転する激しいクラッシュにつながった。トラブル原因を調査するためにチームはFP2では2台とも走らせなかったが、FP3から復帰し、予選、決勝も参加した。
 しかし決勝中にニコ・ヒュルケンベルグのフロントウイングが突然脱落するというトラブルが発生、マシンはタイヤバリアに激しく衝突した。
 幸いドライバーはふたりともけがを負わずに済んでいる。

 サフナウアーは土曜の段階で、ペレスのトラブルはハンガロリンクの縁石の特性が一因となって起きたとの考えを示した。決勝後、ヒュルケンベルグのウイングトラブルについても、縁石を乗り越える際のバイブレーションが原因と考えられるとサフナウアーは述べている。

「なぜ壊れたのかを調査しているところだ。ここでは縁石とランブルストリップスを乗り越えるときにマシンに独特のインプットがあり、それが関係していると考えている」
「他では同じ状況でのテストができない。だから他でテストをしてハンガリーでは大丈夫だと断言することはできないのだ」
「同じようなサーキットは他にはない。フェラーリも(フリープラクティスでキミ・ライコネン車に)フロントウイングのトラブルが起きた。キミのマシンからは決勝中にカメラポッドが脱落している」
「すべてバイブレーションとパーツの取り付け方に関係がある」

 サフナウアーは、ハンガロリンクの縁石を修正すべきという考えを示すと同時に、チームもパーツの強化を行うと述べた。
「彼らがサーキットを変えるか、我々がマシンをここに合わせて修正するか、どちらかが必要だ」
「我々はこの問題を修正し、信頼性を高めることができる。ウィッシュボーンに関してはすでに修正済みだし、ウイングについてもこれから対処する」

 ヒュルケンベルグのトラブルの後、チームは予防的措置でペレスのフロントウイングを交換したが、最終的にペレスはブレーキトラブルによってリタイアすることになった。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています