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F1ニュース

投稿日: 2012.02.04 00:00
更新日: 2018.02.16 07:07

Fインディア「段差ノーズはごく自然な解決法」


 フォース・インディアのテクニカルディレクター、アンドリュー・グリーンは、今季マシンVJM05に採用した段差付きノーズのソリューションは、今季F1の中でスタンダードになるだろうと述べた。

 フォース・インディアは、3日、2012年型マシンVJM05をシルバーストンで発表した。
 ケータハムやフェラーリ同様、VJM05のノーズには大きな段差がみられる。今季のレギュレーションでフロントが低く制限されたが、シャシーの高さは維持したいため、多くのチームがこのソリューションを用いるとみられている。

 今年のレギュレーション変更の影響が目に見える部分で一番大きく表れているのは段差付きノーズだとグリーンは言う。
「マシンのビジュアルに一番大きく影響したのは、ノーズの高さに関する規則だ。エキゾーストのレギュレーションの影響も大きかった。その他の影響はほんのわずかだ」

 マクラーレンはシャシーの高さが低いため、MP4-27のノーズに段差を設ける必要がなかったが、今年はほとんどのマシンが段差付きノーズになるだろうとグリーンは予想している。
「ほとんどのチームが我々と同じ哲学でいくだろう」とグリーンはSky Sports Newsにコメントしている。
「マクラーレンはシャシーのフロントを低くするという空力哲学を用いている。昨年それを用いていたのは彼らだけだ」
「今年はレギュレーションでノーズの高さが変更になった。そのため我々は段差付きノーズを採用した。大騒ぎするようなことではない。見た目で目立つだけだ」

 昨年の冬、フォース・インディアはアプローチを大きく変更したことで、昨シーズン後半に大きな飛躍を遂げた。今年のマシンVJM05はそれをベースにさらに進化させることを目指したと、グリーンは述べている。
「それを基礎として利用し、さらに前進するというアプローチをとっている」とグリーン。
「過去数年と比べると、マシンの空力面に関してかなり自信を感じられるようになっている。エキゾースト規則への対策に取り組まなければならず、それが冬の間の一番の課題だった」
「このマシンはここ数年のマシンと比べて非常に緻密にみえると思う。非常に大胆で、意図がはっきり表れている。空力上のコンセプトが感じ取れるはずだ。ここ数年のマシンとはかなり違う。いいことだと思う。ここまでのところ風洞でのパフォーマンスには大きな期待を感じられる。ただ、他のチームの状況は分からない。それが分かるのは(開幕戦の)メルボルンだね」