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F1ニュース

投稿日: 2014.11.24 00:00
更新日: 2018.02.17 04:32

F速分析:ドラマと気迫を感じた、14年最終戦


 2014年のF1世界選手権も、昨日をもって全ての日程を終了しました。メルセデスAMGの圧倒的な強さを見せつけられた1年間だった、と申し上げてよろしいでしょう。その強さは、これまで幾多の“最強チーム”が出てきましたが、それらを凌ぐほどのモノ。史上最高のシーズン圧勝劇と言っても、過言ではないでしょう。

 そんな最強チームを、時折苦しめたのが、ウイリアムズでした。昨年ランキング8位に沈んだ古豪が、今年は結果的にランキング3位。見事な復活劇でした。

 そのウイリアムズは、最終戦でもメルセデスAMGを苦しめたように見えました。ポールポジションを最後の最後まで争い、決勝でもレッドブルやマクラーレンがついてこれない中、大きく離されることもなく、決勝最終的には3秒差まで詰めてみせました。ここまでメルセデスAMGを追いつめることができたのは、フェリペ・マッサの頑張りもあってのものですが、レース後にウイリアムズのメカニック白幡勝広氏は「バルテリ(ボッタス)がスタートミスしていなければ、勝てたはずだったのに……」と、ダブル表彰台を獲得した晴れやかさと共に、悔しさを滲ませていました。

 しかし、ウイリアムズに勝利の可能性はあったのでしょうか? ちょっと検証してみましょう。