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F1ニュース

投稿日: 2014.07.26 00:00
更新日: 2018.02.17 01:48

F速目線:低速コースも無関係。常勝メルセデス


 現在F1を開催している、いわゆる“パーマネントコース”の中でも特に平均速度が遅いのが、今週ハンガリーGPを開催するハンガロリンクであります。そのため、いつもとは違う勢力図になるかもしれない……そう思っていました。しかし、速いのはやはりメルセデスAMGのようです。

 初日に行われたフリー走行1回目と2回目、ともにメルセデスAMGの1-2でした。彼らの最大の武器はそのパワーユニットであり、直線区間をあまり持たないハンガロリンクでは、他チームとの差が縮まるはず……だったのですが、実際にはそんなことはなく、いつもと同じように他チームに対して0.6~0.7秒ほどの差を付けました。レース中のパフォーマンスを占う上で重要なロングランのペースも、ソフトタイヤ装着時でも、ミディアムタイヤ装着時でも、圧倒的な速さ。今回も、メルセデスAMGに弱点はないように思います。

 リザルトのみを見ると、メルセデスAMGの次に速そうなのはレッドブルです。セバスチャン・ベッテルがフリー走行2回目で3番手タイム。ここはパワーユニットの性能差が出にくく、この位置に浮上してきました。ソフトタイヤを装着した際のロングランのペースは、1分29秒台前半から中盤。ただ、これでもメルセデスAMGからは1周あたり1秒近く遅れるペースであり、3位を争うのが精一杯でしょう。