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F1ニュース

投稿日: 2014.11.23 00:00
更新日: 2018.02.17 04:30

F1アブダビGP、予選トップ10ドライバーコメント


 F1第19戦アブダビGPの予選でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、予選の戦いを語った。

ニコ・ロズベルグ 予選=1位
「エンジニアたちのおかげで、マシンのセッティングは最終的に僕の好みにすごく近いものになった。今日は皆で協力し合ってすごい仕事を成し遂げた。Q3では最高のラップを2周走ったよ。そうはいっても、予選はいい週末にするための一歩に過ぎない。前戦からの好調さを保って、優勝したい。ただ、タイトルを取るにはその他の助けも必要だ。きついレースになるだろうけど、このスポーツでは珍しいことじゃない。全力でプッシュしてルイス(・ハミルトン)にプレッシャーをかけ続け、ブラジルの時のようにミスに追い込みたい。あと、ウイリアムズが僕らの間に入ってくれることに期待している。バルテリ(・ボッタス)には提案したんだ。僕がお金を払うから、今夜スパとかのウェルネスプログラムを受けないかって。しっかり体調を整えて、明日リラックスしていいパフォーマンスを発揮できるようにね。さあ、どうなるだろうね!もちろん、プレッシャーに望みをかけている。ルイスがプレッシャーを感じてその結果今日やブラジルのようにミスをすれば、僕が求めているチャンスが訪れる。僕はものすごく高いレベルを保つために全力でプッシュしてきた。明日は優勝を狙うし、プレッシャーをかけつづけるよ。今年の僕の強みは予選だが、それだけでは目標の半分しか達成できない。肝心なのは日曜だ。このところ、その部分を向上させようと頑張ってきた。インテルラゴスでは進歩が見られたし、明日も同じようなレースをしなければならない。ルイスには失うものばかりだが、僕は得るものばかり。だから彼にはプレッシャーがかかっている。それが僕にとってのチャンスになる。できる限り彼にプレッシャーをかけ続ければ、彼はミスをするかもしれない。ブラジルで僕は高いレベルのパフォーマンスを保ち続け、彼をミスに追い込もうとした。ウイリアムズがもう少し近づいてくれれば、それで十分かもしれない。何が起こるか分からないよ。今の僕はモチベーションがすごく高いし、今日の成り行きにもすごく満足している。最後に、ここで僕を応援してくれている人たちにお礼を言いたい。タイトル争いをしている状態でここに来たのは初めてだから、とても感動している」

ルイス・ハミルトン 予選=2位
「今日はベストのラップを走れなかった。Q1とQ2はとてもうまくいったし、Q3でもミスはなかった。単にいいラップじゃなかっただけだ。楽しんで走っていたし、マシンは最高だった。重要なのは明日だ。アプローチはいつもと変わらない。プラクティスを通してペースはすごくよく、特にロングランが好調だったので、明日に向け自信を感じられる。2番手で満足するのは僕のスタイルではないけれど、どう戦うか、決める必要が出てくるだろう。プランを用意してレースに臨むのは簡単なことではない。毎戦、僕は優勝を目指している。いつも限界まで攻めているけれど、限界を超えたくはないし、状況によってどれだけ限界に近づくかを決める必要がある。前戦では限界を超えてしまったけれど、明日は同じことはしない。それでも勝てると思っているし、レースの展開の中で、決断するつもりだ。彼(ニコ・ロズベルグ)の言うこと(注:ハミルトンはプレッシャーからミスを繰り返しているという発言)は気にしていない。今日の僕らはミスの回数は同じぐらいだった。彼はレースをスタートするタイヤで1周多く走らなければならなかったから、決勝でその影響が出るといいね。今年の僕はミスがものすごく少ないから心配していない。ニコは今の状況に対処する方法を見つけようと、頭の中でいろいろやってみているんだろう。それが彼のやり方だ。僕は自分のことに集中し、コース上で結果を出すだけだ。今日Q3で彼はいい仕事をしたけれど、僕は明日のレースで挽回する」

バルテッリ・ボッタス 予選=3位
「チームにとってチャンピオンシップ3位獲得は重要な事だ。それを達成するための準備を整えられたと思う。僕にもドライバーズチャンピオンシップの4位を取り返すチャンスがあるので、それも目標としていくつもりだ。今シーズンの予選の中でもベストと言えるアタックができて、セッションを通してタイムを縮め、肝心な時にうまくまとめられた。明日のレースでは、前に出るためのチャンスがあればそのために戦うよ。(自分がタイトル争いを左右するかもしれないというプレッシャーはあるかと聞かれ)それは全然ない。自分がタイトル争いに加わっているなら最高だけど、今の僕にとって最大限の結果はランキング4位だから、それとチームのランキング3位の達成を目指し、できるだけ上位でフィニッシュできるよう戦うだけだ。僕にとってはいつもどおりのレースだよ。(メルセデスの一台をオーバーテイクできたら、最後まで押さえ切ることができると思うかとの問いに)今の時点では何とも言えない。明日になってみないと。今シーズンはレースペースを予想するのが難しいんだ。レースでどれだけやれるのか、タイヤがどういう挙動を見せるのか、スティントをどれだけ長くとれるのか……たくさんの要素がある。僕らは直線スピードが速いから、それがポジションを守るのに役立つ。だけど実際どうなるかは、明日になるまで分からない」