レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1ニュース

投稿日: 2014.09.02 00:00
更新日: 2018.02.17 02:38

F1日本グランプリのサポートレースが発表


昨年に引き続き若手登竜門レース
「2014 S-FJ ドリームカップレース」開催
今年も全国から精鋭たちが鈴鹿に結集!

 未来のF1ドライバーを夢見る若者がその第1歩を記すのがスーパーFJだ。レーシングドライバーの育成を目的に始まった入門フォーミュラレースで、昨年初めて日本グランプリのサポートレースとして特別戦が開催され、全国から若き精鋭33名が鈴鹿に結集した。これまで経験したことのない大観衆の前で、そして憧れのF1関係者の前で、選手たちはいつも以上の力を発揮。各コーナーで順位が入れ替わるといった、若者らしい見応えのある攻防戦を展開しF1ファンを大いに楽しませてくれた。

 そのスーパーFJが今年も「2014 S-FJ ドリームカップレース」として開催される。各地方選手権の上位選手が参戦するが、若手により多くのチャンスを与えるために今年も29歳以下の年齢制限が設けられている。若き精鋭たちが今年も見応えのあるバトルを見せてくれるはずだ。

1980年にスタートしたFJ1600がS-FJのルーツ
日本のモータースポーツを支え数多くのトップドライバーを輩出

 スーパーFJは1980年にスタートしたFJ1600が原点。FJ1600はレーシングドライバーの育成を目的に始まったカテゴリーで、パイプフレームシャーシに1600ccエンジンを搭載したものだった。ここでテクニックを磨き国内のトップに登りつめ、そして世界へと羽ばたいたドライバーも数多い。
 このFJ1600がレベルアップし、2007年に始まったのがスーパーFJ。長年供給されてきたスバルの水平対向4気筒エンジンが生産中止。新たにHondaの直列4気筒1500ccのL15Aエンジンを採用。フロントウイング、リアウイングも装着され、スタイリングが洗練されるとともにエンジンもパワーアップし、空力の向上でコーナリング速度もアップした。レースの基礎を学ぶ姿勢はそのままに、さらに高度なテクニックを磨く場として多くのドライバーがしのぎを削っている。
 現在では鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎ、富士スピードウェイなど国内の各サーキットを舞台に7つのシリーズ戦が開催され、さらには各シリーズの上位が結集しての「日本一決定戦」も行われている。

片山右京、服部尚貴、野田英樹がFJを出発点にF1参戦!
松下信治、山下健太はF3に参戦

 これまで数多くのトップドライバーを輩出してきたFJ1600、スーパーFJ。片山右京、服部尚貴はそれぞれ1984年、87年にFJ1600のチャンピオンを獲得。野田英樹は1987年FJ1600で4勝を記録して新人賞を獲得。この活躍を出発点に3人ともF1に登りつめた。
 今年全日本F3でチャンピオン争いを展開している松下信治、山下健太もスーパーFJからキャリアをスタートさせた。山下は2012年のスーパーFJチャンピオン(もてぎシリーズ)を獲得。松下は2010年、11年のスーパーFJ参戦を経てステップアップを果たしている。
 また昨年のレースで優勝した根本悠生、2位の坂口夏月、3位の山田真之亮は揃って今年F4にステップアップ。鈴鹿での実績を自信に変えて好成績を残している。今年も激戦の中から小林可夢偉に続く未来のF1候補生が誕生するはずだ。


関連のニュース