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F1ニュース

投稿日: 2015.10.13 00:00
更新日: 2018.02.17 10:57

F1週末のフォーマット変更案、日本GPも議論を加速


 メルセデスのマネージングディレクターであるトト・ウォルフは、F1週末のフォーマット変更について、今もパドック内で議論が進行中であることを明らかにした。

 現在F1は、金曜に2回のフリー走行を行い、土曜は午前にフリー走行、午後に公式予選、そして日曜に決勝を行うというシステムを採用しているが、一方で今年7月のF1ストラテジーグループの会合では、2017年に向けたF1規則変更の方向性に関する決定のひとつとして、「予選と決勝のウイークエンドのフォーマットに革新的でエキサイティングな変更を加えることが協議されており、2016年の導入を目指しFIAとFOMがこれを評価している」との発表もなされている。

 また最近では、日本GPとロシアGPで金曜が雨天になった際に、翌日以降の天気が好転する予報があったことで、ほとんどのマシンが走行を控えるという事態になった。そのため、金曜のフリー走行を廃止して土曜と日曜の2日制に変更する案も浮上。せっかく設けられている金曜のセッションを誰も有効利用せずに終わるのであれば廃止するべきというのだ。

 ただ、これについてウォルフは、DTMでのレースフォーマット変更の経験を踏まえ、「大きな変更は難しい」と述べ、3日制は“F1のDNA”のようなものであるとの考えを示した。
「確かに話し合いの場が設けられているけど、まだ断片的なものだ。金曜に2回のフリー走行、土曜の朝にフリー走行がさらにあり、午後に公式予選。日曜に決勝を行うという流れになっている。サッカーの試合が90分であるのと同様に、F1もこれに固執しなければならない」

「DTMが良い例で、コスト削減のために2日制に変更した。だけど、満足な価値を見出すことが出来なかった。そこで3日間に戻し、土曜と日曜はそれぞれ朝に予選、午後に決勝を行う。これでよりエキサイティングになったことは確かだよ」
「いずれにしても、議論がまだ行われている最中で、正直正しい方向に話が進んでいるかは現状では判断できない。今後、より魅力的なものにしていくために様々な議論をして意見を精査していく必要があるだろう」


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