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投稿日: 2015.05.25 00:00
更新日: 2018.02.23 16:36

FEベルリン:首位ゴールも失格。波乱の第8戦


 5月23日にフォーミュラE第8戦として行われたベルリンePrix。基本的には公道コースを使って行われるフォーミュラEだが、ベルリンePrixは閉鎖されたテンペルホーフ空港の跡地を使った、1周2.5kmのコースを使って行われた。アップダウンは少なく平坦だが、コンクリートの路面、そして非常に複雑なレイアウトが、ドライバーたちを苦しめる。

 ポールポジションからスタートしたのは、トゥルーリのヤルノ・トゥルーリ。今季ここまで苦戦を強いられ続けてきたトゥルーリだが、F1時代は予選での速さには特に定評があったドライバー。久々にそのスピードを発揮し、フォーミュラEでは自身初、F1時代から換算すると、2009年バーレーンGP以来となるポールポジションを獲得した。

 しかし、レースで速さを見せたのは、アウディ・アプトのルーカス・ディ・グラッシ。ディ・グラッシは、開幕戦の北京ePrixで勝利を得て以来、安定して上位フィニッシュを続けており、現在ポイントランキング首位。初代チャンピオンを目指し、2番グリッドから抜群のスタートを決め、3コーナーでトゥルーリがブレーキをロックさせた一瞬の隙を見逃さず、オーバーテイクを成功させて早々に先頭に立つ。一方、後方ではディ・グラッシのチームメイト、ダニエル・アプトがスピン。最後尾に下がってしまう。

 ランキング2位のネルソン・ピケJr.は予選が振るわず後方からのスタート。しかし2周目に早くもファンブースト(今回のレースではピケJr.の他、セバスチャン・ブエミとシャルル・ピックにファンブーストが与えられている)を使い、アンドレッティのジャン-エリック・ベルニュをオーバーテイクし順位を上げる。ランキング3位、前回のモナコePrixでフォーミュラEでの2勝目を挙げたブエミ(e.ダムス・ルノー)は、トゥルーリの後方3番手。その後ろからはニック・ハイドフェルド(ヴェンチュリ)が追う。


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