投稿日: 2015.05.23 00:00
更新日: 2018.02.17 08:11
更新日: 2018.02.17 08:11
GP直送:ホンダ、新パワーユニット投入はいつ?
(尾張正博)
あるチームのデータによれば、昨年モナコの全開率は23%だった。昨年19戦の平均が56%だったから、モナコで全開にしている割合は他のサーキットの半分にも満たないことになる。つまり、それだけパワーユニットに対する負荷は小さい。したがってモナコGPに未使用のパワーユニットを投入してきたチームは、木曜日の時点ではいなかった。
正確には、6つのコンポーネントの中でエナジーストア(ES)とコントロール・エレクトロニクス(CE)を新たに投入してきたところが4チーム(4台)あるが、ESとCEは負荷がかかる部分ではないので、トークンを使用した改良型パワーユニットの登場は第7戦カナダGP以降となる見込みだ。
日本のファンが最も気になるのは、いつホンダがトークンを使用したアップデート・バージョンを投入するかということだろう。早ければスペインGP後のテストで試し、カナダGPからと予想されていたが、スペインGP後のテストで、どうやらホンダは新バージョンのパワーユニットを試さなかったようだ。
いつ新バージョンのパワーユニットをテストし、どこで実戦投入するについて、ホンダの新井総責任者は「他チームとの駆け引きもあるので言えない」と沈黙を貫いている。