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F1ニュース

投稿日: 2014.08.23 00:00
更新日: 2018.02.17 02:22

GP直送:ロッテラーの冷静すぎるF1初体験


 ロッテラーはこれまでも何度かF1のパドックを訪れている。12年にバレンシアで開催されたヨーロッパGPにも来ていたし、昨年はこのベルギーGPのパドックでも会っている。その時、「どうしてスパに来たんですか?」と尋ねると、「ドイツで生まれたけど、少年時代はベルギーで過ごしたんだ。カート場の近くで営業していた屋台で、よくフライドボテトを買ってもらったよ」と話していたのを覚えている。

 その少年は18歳になるとドイツへ戻り、四輪のレースを開始。フォーミュラBMWでいきなり頭角を現し、2000年にはスチュワートを買収してF1に参戦したばかりのジャガーのテストドライバーに就任する。だが、そこからが長かった。今回F1にデビューするまでの14年間に、ロッテラーはアメリカや日本でレースの経験を積む。しかし、その経験がロッテラーを少年から大人へと成長させ、懐の深いドライバーへと育てていったのではないか思う。