レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1ニュース

投稿日: 2014.11.23 00:00
更新日: 2018.02.23 16:06

GP2アブダビR1:最終戦直前、日本のふたりに試練


 F1の予選終了後、18時40分にスタートが切られたGP2アブダビラウンドのレース1。ポールポジションスタートはARTのストフェル・バンドーン、2番手には今季のGP2チャンピオンであるジョリオン・パーマー(DAMS)がつける。日本の伊沢拓也(ART)は12番手、佐藤公哉(カンポス)は16番手からのスタートである。

 グリッドからチームスタッフが離れ、フォーメーションラップがスタート。しかし、1台だけ発進できないマシンがいる。赤と白に彩られた、伊沢のARTである。

「クラッチのセンサーにトラブルがあったと思います。ゼロ設定の位置が、勝手に変わってしまうんです。朝、エンジンをかけてチェックした際にもトラブルの兆候が確認できたので、チームはそれを修正しました。そのため、レコノサンスラップは問題なかったのですが、グリッド到着後にまたおかしくなってしまいました」

 この時のマシンは、ステアリングに付けられたクラッチを動かすだけで動力が繋がってしまうという状態で、コントロールのしようが無かったようだ。結果、エンジンストールしてしまった伊沢のマシンはマーシャルによってピットに押し戻され、ピットスタートを余儀なくされる。