投稿日: 2015.04.18 00:00
更新日: 2018.02.23 16:27
更新日: 2018.02.23 16:27
GP2バーレーン予選:松下、2位は「いまの実力」
(米家峰起)
4月17日、バーレーンで2015年GP2シリーズが開幕し、フリー走行と予選が行われた。日本からは昨年の全日本F3チャンピオン松下信治が参戦、ルーキーにもかかわらず予選2位の好結果を挙げて注目を集めた。
「ホッとしたっていう気分ですね。別にうれしくはないです。ちゃんと走れれば、いまの実力はこのくらいなんだなという感じですね」
松下は予選結果に大喜びする様子もなく、ただ淡々と語った。
開幕直前のバーレーン・テストで3日間にわたって走り込み、1度はトップタイムも記録していた。そのとき本人が課題だと感じていたのはブレーキングだったという。ピレリタイヤの不安定さもあり、GP2で初体験のカーボンブレーキの性能を引き出し切れていなかったのだ。
「フリー走行ではまだブレーキングが詰め切れていなくて、予選で調整していくしかないなと思っていました。ロックするのを恐れてしまうがゆえに奥までいけないし、早めにブレーキをリリースしてコーナリングスピードが速くなりすぎてしまってアンダーステアで曲がれないという、典型的な失敗をずっとしていたんです」