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F1ニュース

投稿日: 2014.08.25 00:00
更新日: 2018.02.23 15:47

GP2:ベルギー決勝2、伊沢、またしてもギャンブル失敗


 GP2ベルギーラウンドのレース2は、晴れ間も見える天候の下でスタートを迎えた。路面は一部にダンプ状態が残っているものの、大半は乾いている。タイヤ交換が義務づけられないため、各車ともハードタイヤを履いてレースに臨む。

 スタートで好加速を見せたのは5番グリッドのフェリペ・ナズールで、中央突破で加速の鈍い3位ジョリオン・パーマーを一気に抜き去り、1コーナーでポールシッターのダニエル・アブトが止まりきれずワイドになった隙を突いて首位に浮上してしまった。ケメルストレートエンドのレコンブで両者は接触しアブトがコースオフしたが、ナスールはなんとか体勢を立て直して首位をキープした。

 2位にはパーマーがつけたがジョニー・チェコットがその背後につけ、2周目のレコンブでパスして2位に上がった。その後ろ4位アブト、5位アンドレ・ネグラオ、6位ミッチ・エバンス、7位ストフェル・バンドーン、8位アドリアン・クアイフェ・ホッブスと続くが、ネグラオはペースが上がらずに次々と抜かれて後退。クアイフェ・ホッブスはオールージュでコースオフしてフロントウイングを壊し、ピットインを余儀なくされてしまう。

 その後は各ドライバーともタイヤをいたわる走りに徹し、ライバルたちのタイヤがタレるまで淡々と走り大きな動きのない“待ち"のレースになる。

 残り3周を過ぎたところで首位ナスールがラストスパートを仕掛け、2位チェコット以下を引き離しにかかる。チェコットはこれについていくことができず、ナスールがレース2を制した。4位エバンスは最終ラップにマシントラブルでスローダウンし、エバンスが4位に浮上してパーマーの背後に迫ったものの抜ききれず、2位チェコット、3位パーマーという表彰台となった。