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F1ニュース

投稿日: 2014.07.21 00:00
更新日: 2018.02.23 15:40

GP2:決勝2、伊沢、間一髪クラッシュ回避


 スタート前に突然降り出した雨によって、ウエットスタートとなったGP2第6戦ドイツの決勝2。雨粒は大きいが、すぐに上がる見込みでスタートではウエットタイヤ、スリックタイヤ、両方が混在する形でシグナルがグリーンとなった。

 水しぶきがまだまだ路面に残っている状態のスタートでは、やはりウエットタイヤの動き出しが抜群にいい。むしろスリックを選択したドライバーはタイヤを空転させて前に進まず、水しぶきと相まって混乱のスタートとなった。

 上位陣では4番グリッドのフェリペ・ナスール、5番グリッドのステファノ・コレッティがスリックを選択するもスタートで大きく後退、8番グリッドのミッチー・エバンスが好スタートで2番手まで上がり、7番手のマルコ・ソレンセンが3番手に上がるなどウエット陣が大きく順位を上げる。13番グリッドの伊沢拓也も「スタートはものすごく良くて、(7番手スタートのストフェル)バンドーンの前に出る勢いでした」という好スタートで前のクルマの合間を縫ってと5台近くをオーバーテイク。だが、その1コーナーの進入でイン側にいたステファン・リチェルミとジョニー・チェコットの2台が接触してコントロールを失い、巻き込まれそうになった伊沢は間一髪、その2台をかわす形で大きくオースオフ。ここで一気に18位まで順位を下げることになってしまう。

 1コーナーで接触したリチェルミがマシンのリヤ部から炎を出してストップし、セーフティカーがコースイン。すぐにセーフティカーは解除されるものの、リスタート直後から順位は目まぐるしく変動し、エバンスが一時トップに立つも、バンドーンが奪い返し、ソレンセン、ディールマンがトップ3となって周回を重ねる。