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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.05.30 00:00
更新日: 2018.02.17 08:21

GT-R LMニスモはLMP2より「大幅に速い」とボス


 FFレイアウトのニッサンGT-R LMニスモで今シーズンからWEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦するニッサン。モータースポーツ部門を率いるダレン・コックスは、実戦デビューとなる来月のル・マン24時間に向けて、GT-R LMニスモはLMP2クラスの予選最速タイムを簡単に上回るだろうと語っている。

 今年、実に16年ぶりにル・マンのトップカテゴリーへと参戦するニッサン。既存のセオリーを覆すFFレイアウトを採用したGT-R LMニスモの開発を続けてきた。プログラムの遅れにより、開幕2戦を欠場することになったほか、ハイブリッドシステムの放出量も当初の目標であった8MJから2MJとなったということだが、GT-R LMニスモはLMP2より「大幅に速い」とコックスは展望する。

「昨年彼らはどれくらいで予選を走ったか。3分37秒? 我々はそれより前にいるだろう」と、LMP2よりもマシンが遅いのではないかという声を否定したコックス。

「ソーシャルメディア上では多くの予測がなされているが、それらは全くの間違いだ」

「我々はシミュレーションに多くの時間を費やしており、それが可能であることは示されている。ただし、それが目標ではないし、そうであると言うつもりもないよ」

 31日のル・マンテストデーはニッサンにとって、他の3陣営が揃う状況では初めての走行となり、ル・マン本戦に向けてはそのタイムにも注目が集まる。ただし、ニッサンは今回、予選アタックは行う予定はないようだ。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています