更新日: 2018.02.17 10:00
GT500レポート110周:2度目のSCイン、トップはPETRONAS
173周で争われるスーパーGT第5戦鈴鹿決勝、周目から70周終了時点での様子をレポート。1000kmは173周で争われている。
69周目にセーフティカーが戻ってレースが再開すると、レインタイヤだったカルソニック IMPUL GT-R、WedsSport ADVAN RC F、KeePer TOM'S RC Fがピットイン。隊列はDENSO KOBELCO SARD RC Fが周回遅れながらセーフティカーの背後で隊列のトップを走ることになり、実際のトップであるPETRONAS TOM'S RC Fの前に3台のGT500マシンが走行するという、複雑な状況に。
実際のトップを争うPETRONASとRAYBRIG NSX CONCEPT-GTはライトを点滅させてアピールするが、周回遅れのGT500をなかなかオーバーテイクできず、ブルーフラッグが何度も振られてラインを譲るという、混沌とした状況となる。
大きな順位変動は起きなかったが、75周目の1コーナーでGT300のマシンがオイルを撒いてしまったようで、次々と1コーナーでオーバーラン。オイルの処理をするために2度目のセーフティカーが入った。
80周目にレースが再開するも、リスタートのスタートでドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTの小暮卓史がロケットスタートでオーバーテイクを見せるも、これがセーフティカーラン中のオーバーテイクとなり、ドライビングスルーペナルティ。順位を大きく下げてしまう。
87周目にはスプーン前の250RでZENT CERUMO RC FがGT300マシンのインに入ると、カルソニック IMPUL GT-Rはアウトへ。3台が並ぶ形となり、カルソニックがZENTの前を奪い、4番手に浮上した。
その後、トップのPETRONASは快調に周回を重ねて2番手RAYBRIGとのギャップを序々に広げて20秒のギャップを築く。100周に近づいてくると、上位チームは3度目のピットインへ。トップのPETRONASは99周目にピットインすると、右リヤのナットが外れて1分を超えるストップになってしまうも、同時ピットに入ったRAYBRIGの前でコースに入り、トップをキープ。
その後、ZENT CERUMO RC F、カルソニックがピットに入り、2番手をRAYBRIG、カルソニック、ZENTの3台で争う展開が続いている。
Pos | No. | Car | Driver | Gap | Pit |
---|---|---|---|---|---|
1 | 36 | PETRONAS TOM'S RC F | 伊藤大輔 J.ロシター | 110Laps | 3 |
2 | 100 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT | 山本尚貴 伊沢拓也 | 0'26''776 | 3 |
3 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R | 安田裕信 J-P.デ・オリベイラ | 0'27''821 | 3 |
4 | 38 | ZENT CERUMO RC F | 立川祐路 石浦宏明 | 0'27''937 | 3 |
5 | 46 | S Road MOLA GT-R | 本山哲 柳田真孝 | 0'30''422 | 4 |
6 | 15 | ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT | 小暮卓史 O.ターベイ | 0'54''883 | 5 |
7 | 19 | WedsSport ADVAN RC F | 脇阪寿一 関口雄飛 | 1Lap | 3 |
8 | 1 | MOTUL AUTECH GT-R | 松田次生 R.クインタレッリ | 1Lap | 3 |
9 | 8 | ARTA NSX CONCEPT-GT | 松浦孝亮 野尻智紀 | 2Laps | 3 |
10 | 37 | KeePer TOM'S RC F | A.カルダレッリ 平川亮 | 2Laps | 4 |
11 | 64 | Epson NSX CONCEPT-GT | 中嶋大祐 B.バゲット | 2Laps | 3 |
12 | 24 | D'station ADVAN GT-R | 佐々木大樹 M.クルム | 3Laps | 3 |
13 | 39 | DENSO KOBELCO SARD RC F | 平手晃平 H.コバライネン C.クリエン | 9Laps | 3 |
14 | 6 | ENEOS SUSTINA RC F | 大嶋和也 国本雄資 | 59Laps | 3 |
15 | 17 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT | 塚越広大 武藤英紀 | 74Laps | 4 |