更新日: 2018.02.17 10:00
GT500レポート35周:NSX+BSがウエットで驚速
173周で争われるスーパーGT第5戦鈴鹿決勝、スタートから35周終了時点での様子をレポート。1000kmは173周で争われる。
小雨でウエットスタートとなったスタートはオープニングラップから激しいバトルが繰り広げられる。まずはスタートの1コーナーで3番手のEpson NSX CONCEPT-GTが2番手のZENT CERUMO RC Fのインを捉え、オーナーテイク。Epsonの足下を支えるダンロップタイヤが路温と小雨の雨量にマッチしているようで、1周2秒早いラップタイムで別次元の動きを見せ、そのままトップのMOTUL AUTECH GT-Rを捉えて首位に浮上。
2周目には5番手のカルソニック IMPUL GT-RがS Road MOLA GT-Rを交わして4番手に上がるなど、水しぶきを上げながら激しいバトルが序盤戦から繰り広げられる。
しかし、5周目あたりから雨量が強まるとEpsonのペースは落ちて、ブリヂストン+NSXが速さを見せ始める。小暮卓史がステアリングを握るドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTが次々を順位を上げて、7周目にはトップのEpsonをオーバーテイク。1周で3秒近く早いラップタイムで2番手以下の差を広げる。
その後方ではS RoadとPETRONASが接触して、S Roadが大きく順位をダウン。燃料リストリクター径が絞られているZENT、カルソニックも順位を下げて、RAYBRIG NSX CONCEPT-GTが大きく順位を上げて19周目には2番手まで浮上。Epsonはタイヤが厳しくなったのか、19周目には12番手まで順位を下げている。トップのドラゴと2番手RAYBRIGのギャップは約11秒
26周を過ぎてから各チーム続々とピットに入り。ピットタイミングでRAYBRIGがドラゴの前でコースインして、トップ。32周目にMOTULがピットインして松田次生に変わったが、35周目に2コーナーで飛び出してグラベルにスタック。13番手まで大きく順位を下げている。
Pos | No. | Car | Driver | Gap | WH | Pit |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 100 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT | 山本尚貴 伊沢拓也 | 35Laps | 42kg | 1 |
2 | 36 | PETRONAS TOM'S RC F | 伊藤大輔 J.ロシター | 0'00.387 | 36kg | 1 |
3 | 15 | ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT | 小暮卓史 O.ターベイ | 0'04.206 | 28kg | 1 |
4 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R | 安田裕信 J-P.デ・オリベイラ | 0'15.915 | 76kg | 1 |
5 | 17 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT | 塚越広大 武藤英紀 | 0'19.163 | 44kg | 1 |
6 | 38 | ZENT CERUMO RC F | 立川祐路 石浦宏明 | 0'28.753 | 52kg | 1 |
7 | 8 | ARTA NSX CONCEPT-GT | 松浦孝亮 野尻智紀 | 0'35.602 | 16kg | 1 |
8 | 46 | S Road MOLA GT-R | 本山哲 柳田真孝 | 0'37.381 | 48kg | 1 |
9 | 64 | Epson NSX CONCEPT-GT | 中嶋大祐 B.バゲット | 0'55.922 | 0 | 1 |
10 | 39 | DENSO KOBELCO SARD RC F | 平手晃平 H.コバライネン C.クリエン | 1'00.613 | 36kg | 1 |
11 | 19 | WedsSport ADVAN RC F | 脇阪寿一 関口雄飛 | 1'10.180 | 16kg | 1 |
12 | 1 | MOTUL AUTECH GT-R | 松田次生 R.クインタレッリ | 1Lap | 68kg | 1 |
13 | 6 | ENEOS SUSTINA RC F | 大嶋和也 国本雄資 | 1Lap | 38kg | 1 |
14 | 24 | D'station ADVAN GT-R | 佐々木大樹 M.クルム | 1Lap | 40kg | 1 |
15 | 37 | KeePer TOM'S RC F | A.カルダレッリ 平川亮 | 2Laps | 60kg | 1 |