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スーパーGTニュース

投稿日: 2014.08.29 00:00
更新日: 2018.02.17 02:33

GTA、FIA-F4の概要発表。童夢F110シャシー公開


 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は29日、2015年からGTAがプロモートするFIA-F4の開催概要を発表するとともに、使用されるワンメイクシャシーである童夢F110を公開した。

 FIAフォーミュラ4は、現在日本で開催されているF4とは異なるもので、FIA国際自動車連盟がF3を目指す15歳からの若手ドライバーのための下位カテゴリーとして導入されるもの。F3並みの安全基準をもったカーボンモノコックシャシー、140〜160馬力のエンジンを搭載しながらも、厳しいコストキャップが敷かれている。

 また、FIAの計画では各国のASN(日本で言えばJAF)がシリーズを運営するか、ASNとプロモーターがシリーズを運営する形で世界各国でF4レースを開催する方向となっており、GTAはすでにプロモーターとして名乗りを上げ、今後GTA、そして今回シャシーを製作したJMIA日本自動車レース工業会とともに、日本の次代を担う若手ドライバーの育成、そして日本のものづくりを推進していく。

 29日に行われた発表では、イエローのボディに彩られた童夢F110が公開された。すでにイタリアではFIA-F4規定のレースが開催されており、タトゥース製のマシンが走行しているが、童夢F110はそれに比べても非常に流麗な印象。本来、厳しいコストキャップを実現するために他コンストラクターでは風洞実験等はそれほど行われていないというが、将来的に国際的な競争力を保つべく、童夢の“風流舎”で風洞にかけられ、高いパフォーマンスを示すという。また、風洞実験に関してはトヨタからの援助もあったという。