レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGTニュース

投稿日: 2015.04.09 00:00
更新日: 2018.02.17 07:12

Hitotsuyama Racing、GT開幕戦で3位表彰台獲得


09/04/2015

Race Report
Super GT 2015 Series
Round-1/Okayama International Circuit

FIA-GT3勢トップの3位表彰台を獲得

 Audi Team Hitotsuyamaは4月4~5日に岡山県・岡山国際サーキットで開催されたSUPER GT 開幕戦「OKAYAMA GT300KM RACE」に参戦致しました。Audi R8 LMSを熟知したベルギー名門チーム「WRT (W-Racing Team)」とのコラボレーション、そしてヨコハマタイヤのパフォーマンスアップにより、公式テストでも好結果を残していた #21 Audi R8 LMS ultra。クラス10位からスタートした決勝レースでは、雨量が変化する荒れた展開の中、リチャード・ライアン、藤井誠暢が水を得た魚のごとくポジションアップ。FIA-GT3マシンの中では最上位となるGT300クラス3位を獲得し、幸先の良いシーズンスタートを切りました。

4月4日 公式練習
・公式練習序盤はライアンがマシンチェックを担当。ウェットコンディションで走行を開始。
・程なくして路面が乾き始めたこともあり、ライアンはマシンチェックを終えるとピットイン。無理をせずドライコンディションへ回復するまでピット内で待機。
・コンディション回復後、ライアンは1分28秒323のタイムを早々に記録し暫定クラストップに。ピットにマシンを戻し、セッション終盤を藤井に託した。
・藤井はマシンとタイヤのマッチングが良いことを伝え、走行を続ける。中古タイヤでもライアンと同等の1分28秒355を記録し、ヨコハマタイヤのパフォーマンス、そして耐久性が大幅に向上していることを確認した。
・終盤、ライバル勢がタイムを上げてきたこともあり、#21 Audi R8 LMS ultraは前半にライアンが記録したタイムのまま公式練習をクラス8位で終了。

4月4日 公式予選
・ライバル勢と比較し「予選モード」と言われる機能を持たないAudi R8 LMS ultraは、これまで予選で苦戦を強いられてきたが、シングルグリッド獲得を目標に、まずは藤井が公式予選Q1に挑んだ。
・藤井は3周の計測ラップでチームのこれまでのベストタイムとなる1分27秒172を記録。クラス4位と好位置につけた。その後、4輪脱輪の判定が下り、ベストラップこそ抹消されてしまうものの、Q1突破には十分な2ndベスト1分27秒741のタイムが適応され、クラス10位でQ2進出が確定した。
・公式予選Q2を担当するライアンは、「あまり無理をするつもりはないけれど、1分26秒台に入れればフロントローは狙える」と自信を見せた。
・しかし、ウォームアップ中にライバルに行く手を阻まれ、思うようにタイヤを温めることができなかったライアンは、1分27秒554のタイムが精一杯。
・クラス10位で公式予選Q2を終え、ライアンは悔しさを滲ませた。

P1 #10 GAINER TANAX GT-R アンドレ・クート / 千代勝正
P2 #11 GAINER TANAX SLS 平中克幸 / ビヨン・ビルドハイム
P3 #55 ARTA CR-Z GT 高木真一 / 小林崇志
P10 #21 Audi R8 LMS ultra リチャード・ライアン / 藤井誠暢