更新日: 2018.02.17 01:34
Honda Racing Galleryにジャックス・アコード登場
ホンダのこれまでのレーシングヒストリーを、撮り下ろしの写真と詳細な解説記事で紹介する特設サイト『Honda Racing Gallery』で、1996年の全日本ツーリングカー選手権(JTCC)で活躍を見せたジャックス・アコードが新たに紹介されている。
Honda Racing Galleryでは、ツインリンクもてぎ内の『Honda Collection Hall』に所蔵されているマシンを中心に、『Racing on』、『F1速報』による撮り下ろしの写真と、その当時の時代背景なども踏まえた詳細な解説で紹介している。
JTCCの前身となったJTCに歴代シビックを投入し、同シリーズの最終年となった93年までに総合優勝1回を含むクラス優勝36回、7年連続メーカー別シリーズチャンピオン獲得と圧倒的な戦績を残していたホンダ。翌94年からスタートしたJTCCには6台のシビック・フェリオを投入したものの予想外の苦戦を喫し、94年、95年と黒星を積み重ねることとなった。
そこでホンダは、ターボ時代のF1でエンジン設計を務めた北元徹をプロジェクトリーダに据える。北本は、根本的な対策を施すべくシビック系を諦めてアコードをベース車両に選択。“最強のツーリングカー”を目指してエンジンを変更するとともに、設計陣の意識改革も実施。ホンダのF2挑戦を支えたロン・トーラナックをアドバイザーとして迎え、各パートに分かれていた設計作業を1台のマシンとしてまとめ上げる作業の統括を任せた。