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投稿日: 2014.10.18 00:00
更新日: 2018.02.23 15:56

Honda Racing Galleryにレイナード96I・ホンダ登場


 ホンダのこれまでのレーシングヒストリーを、撮り下ろしの写真と詳細な解説記事で紹介する特設サイト『Honda Racing Gallery』で、ホンダが1996年のCART参戦3年目に投入し、ジミー・バッサーがドライバーズタイトルを獲得したレイナード96I・ホンダが紹介されている。

 Honda Racing Galleryでは、ツインリンクもてぎ内の『Honda Collection Hall』に所蔵されているマシンを中心に、『Racing on』、『F1速報』による撮り下ろしの写真と、その当時の時代背景なども踏まえた詳細な解説で紹介している。

 96年にCARTとIRLの分裂期に突入したインディカー。ホンダは、94年シーズンより、CARTへの参戦を開始した。欧州のF1に対する北米のCARTという位置づけのこのシリーズに果敢に挑んだホンダは、当初組んだチームとは1シーズンで関係解消となるなどの苦境も実際に味わうことに。それでも2年目のシーズン終盤にはアンドレ・リベイロがホンダエンジン搭載車による初優勝を達成する。

 そして迎えた96年、前年途中から投入された『HRH』エンジンも進化を果たし、ホンダは新たにチップ・ガナッシ・レーシングへの供給を開始するなど、4チーム6台へと体制を拡大。チップ・ガナッシでは、レイナード製のシャシーにファイアストンタイヤを履くパッケージで、ドライバーにはバッサーとF1から転身してきたアレックス・ザナルディが起用された。

 そんなホンダは、開幕戦でバッサーが勝利すると、そのまま開幕4連勝を達成。最終的にホンダ陣営は全16戦中11勝を挙げ、挑戦3年目にして初のマニュファクチャラーズタイトルを獲得する。5名のドライバーによって11勝が挙げられたこのシーズンでドライバーズチャンピオンを獲得したのは、序盤の6戦で4勝を挙げたバッサー。シーズン終盤はマイケル・アンドレッティに追い上げられる形となったが、最後は逃げ切って戴冠を果たした。

 また、同じくチップ・ガナッシから参戦した“新人”ザナルディも、2戦目のオーバルでポールポジションを獲得するなど非凡な順応力を示すと、後半戦には3勝を挙げるなど大活躍。後半戦まで好成績を挙げ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝くとともに、ランキングでもアンドレッティと同率3位に。その後、97~98年シーズンは連覇を果たすこととなる。

 実績豊富とは言えない、チャレンジングな布陣で3年目にして王座獲得を果たしたホンダ。その活躍の象徴ともいえるレイナード96I・ホンダの威容、そして詳細な解説は、Honda Racing Gallery(http://www.honda.co.jp/Racing/gallery/1996_2/01/)でチェックしてみよう。


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