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ラリー/WRCニュース

投稿日: 2015.05.11 00:00
更新日: 2018.02.17 07:57

JRC第2戦:圧倒的な速さをみせた新井が優勝


 JRC全日本ラリー選手権は9日~10日、第2戦久万高原ラリーが行われ、新井敏弘/田中直哉(スバル・WRX STI)が2位を1分以上引き離す圧倒的な速さをみせ、2014年第3戦洞爺以来の総合優勝を成し遂げた。2位に炭山裕矢/保井隆宏(スバル・WRX STI)、3位に鎌田卓麻/市野諮(スバル・WRX STI)が入り、新型スバルWRX STIが表彰台を独占している。

 開幕戦唐津から、およそ1ヵ月のインターバルをおいて開催された第2戦久万高原ラリーは、2010年以来5年ぶりとなるターマック路面での開催。SS合計距離が100kmを超えており、標高1500m付近の高地での開催ということで、ドライバーだけでなくマシンにも厳しい一戦となった。

 デイ1は、朝から雨が降りウエットコンディションで争われることとなった。オープニングのSS1でトップタイムを記録したのは、前戦唐津で苦戦した新井敏弘。3.3秒差のステージ2位に新井大輝/伊勢谷(スバル・WRX STI)が続き、ステージ3位は14年チャンピオンの奴田原文雄/佐藤忠宜(ミツビシ・ランサーエボリューションX)が獲得した。一方、開幕戦を制した勝田範彦/足立さやか(スバル・WRX STI)は、ステージ11位と出遅れてしまう。

 続くSS2でも新井敏弘がトップタイムを記録しリードを拡大。SS1で出遅れた勝田範彦がステージ2位に入り、総合3番手まで順位を挽回した。

 サービスをはさんで行われたデイ1後半も新井敏弘は速さをみせつけ、SS3~5までのすべてのSSでトップタイムを記録。総合2番手の炭山に45.6秒の大差をつけてデイ1を終えている。一方で、ライバル勢はリタイアが相次いだ。SS2で14年王者奴田原がエンジントラブルでリタイアすると、SS3で勝田貴元がクラッシュ、続くSS4では勝田範彦、新井大輝、竹内源樹/加勢直毅(スバル・WRX STI)がコースオフし、デイリタイアすることとなった。