レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGTニュース

投稿日: 2015.09.01 00:00
更新日: 2018.02.17 10:03

LMcorsa60号車、19位も「1000km完走」に尽きる


2015 SUPER GT
LM-corsa・OTG Race Report
第5戦鈴鹿サーキット

◆8月30日(日)<決勝>天候:曇り時々小雨 | コース状況:ウェット→ドライ
#60 SYNTIUM LM corsa RC F GT3/飯田章.吉本大樹.ドミニク・ファーンバッハー19位

どんよりした雲が空を覆い、時折小雨が?ぱらつく状況で決勝日?は明けた。前夜に降った雨がコースを濡らしたまま、さらに小雨が降って、ウェット?の度合い?は一層増していく。そんな状況で鈴鹿1000kmは?決勝スタートを迎えることになった。その?後、レース中盤以降?ドライコンディションへと変わりながらも、時折小雨が?ぱらつき、さらにチェッカー目前にも西コースで雨脚が強くなるなど、タフな展開となった決勝レースとなったが、#60 S?YN?TI?UM LM corsa ?RC F GT?3?は粘り強いレースを展開。トップから4周遅れとなりながらも19位で完走。長距離ゆえに難しいとされていた1000kmレースを走りきることに成功した。

通常?ラウンドならば?、決勝日?の朝に?30分間?のフリー走行セッションが設けられている?のだが、今回は?メインレースが1000km?の長丁場とあって、決勝レースがスタートする直前?のウォームアップ走行が、通常?8分間から20分間延長されているものの??、フリー走行セッションは?設けられていなかった。そ?のウォームアップ走行セッションには?今回、第3ドライバーとして招聘したドミニク・ファーンバッハーも出走。土曜日?の公式練習で10周ほど走っただけ?の彼にとって?は、クルマとコースを習熟する格好の?機会となった?はずだ。ちなみに、このセッションで彼?は、クラス10番手となる2分14秒台で走っている。

決勝レース?は午後0時半にスタートした。先ずは?吉本大樹が最初?のスティントを担当。31周を走ったところでファーンバッハーに交替し、続いて62周目から106周目まで、1回?のピットインを含めて2スティントを飯田章が走行。131周目からチェッカーまでの?最後の?スティントを再びファーンバッハーが走ることになった。コンディション?は、完全なウェットで始まり、ライン上から次第に乾いていって、レース中盤には?完全なドライに代わったが、その?後再び雨がパラついて、終盤には?西コースで雨脚が酷くなって部分的にウェットパッチが現れるなど、目まぐるしく変わって行った。また幸いに、致命的なトラブルから?解放されたレースとなったが、それでもいくつかの?マイナートラブルに見舞われるなど、とてもタフなレースとなった。それでもドライバーもチームもミスすることなく、完璧な仕事をこなして無事にチェッカーを受けることができたのは??大きな収穫だった。

次戦?は3週間後?の菅生。タフな1000kmレースを走りきったことで、チームの?モチベーション?は高まっている。この?勢いで次回?は、さらにもう一歩上?の結果を期待しよう。

ドライバー/飯田 章
「ドライバーだけでなくチームが一丸となって1000kmレースを走りきることができた。今回?のレース?はそこに尽きると思います。もちろん、狙っているものは??まだまだ先、ずっと上の?方にあって今?はまだ手が届いていませんが、何とか少しでもそれに近づきたい。そんなレースを続けて行きたいです?ね。今回、助っ人に来てくれたドミニク(・ファーンバッハー選手)?は良いドライバーでしたね?。乗り始めてすぐに好いペースで走ることができたし、ミスも少なく安定したペースで走れる。耐久レースに慣れている?のでしょうね?。とても力強い助っ人でしたね?」

ドライバー/吉本 大樹
「結論から言うと、実り?のあるレースウィークになりました。実際には?細かなトラブルもいくつかあったし、セイフティカーが出た時?の対応など、もう少し上を狙えたんじゃないかなと、もったいないことをした、とも思っています。でも難しいと言われてきた1000kmレースを完走したことで頑張ってくれたメカサンたちにも報いることができました。反対に、まだ足りない部分、クルマだけでなく戦略などチームの?総合力についても分かった?ので、次に繋がるレースとなりました。次に?菅生では?、もっと上のレベルで戦いたいですね?」

ドライバー/ドミニク・ファーンバッハー
「まず最初に、LM corsa、O?TG、LEX??USにこ?のような機会を与えていただいた事に感謝致します。また、飯田選手・吉本選手にチームメイトとして歓迎してもらえて光栄です。練習走行時間が短いにも関わらず、両選手?は私がより早く車やサーキットに順応できるように協力してくれました。私たちの?ゴールは?、シンプルに1000kmを完走することでした。今年できた?ばかり?の?RC F GT?3で1000kmを完走することは?、非常に難しいことでもありました。こ?の車で一度にこの?距離を走ったことは?ありませんが、私たち?は成し遂げました。ウェットからドライに変化していく難しいコンディション?の中、接触もありましたがチームもドライバーも皆素晴らしい仕事をしました。今回完走できた事で私たちは?更にLEXUS R???C F GT?3を知ることができ、今後の?進化の?為に貴重なデータを取ることができました。」

監督/小林 敬一
「前回に続いて今回も、幾つか?のマイナートラブルに?見舞われましたが、それでも大きなトラブルと?無縁で1000kmレースを走りきることができました。もちろん、こんな成績で満足するわけに?はいきませんが、それでも1000kmレースを走りきった??のは大きな一歩、着実な進歩だと思っています。新しいマシン?の開発は?、やは?り大変なことだと痛感していますが、それでも1000kmを走りきったことで多く?のデータを集めることができました。この?データを活かして、強く着実に、そしてより速く走れるクルマに仕上げていきたいと思います。今回?は応援、ありがとうございました」