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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.02.19 00:00
更新日: 2018.02.17 06:04

LMP2は性能調整の予定なし「かなり平等な競争」


 WEC世界耐久選手権やヨーロピアン・ル・マン(ELMS)を運営しているフランス西部自動車クラブ(ACO)は、LMP2クラスの新たな潮流となっているクローズドマシンついて、現行のオープントップ型との性能調整は現在のところ考えていないのだと明かした。

 ここ数年は主にオープントップのマシンで争われてきたLMP2クラスだが、2014年〜15年シーズンに向けて、様々なコンストラクターがクーペタイプの車両を発表。昨年の半ばからは、他社に先駆けてオンローク・オートモーティブ製のリジェJS P2が実戦投入され、WECやELMSで活躍していた。そして今季は、オレカ05やHPD ARX-04b、ストラッカ童夢S103、BR01という4つのクーペの実戦デビューが予定されている。

 とはいえACOとしては、現在のところ両者間の性能調整の必要性は感じていないのだという。スポーティングマネージャーのビンセント・ボメニルは次のように説明する。

「現在のところ、コンペティションはかなり平等だと考えている。昨年のル・マン24時間を見てみても、レースを通して最速のマシンは実はオープントップのクルマだったんだ」とボメニル。昨年のWECやELMSでタイトルを獲得したのも、オープントップのマシンだった。とはいえ、判断は状況次第なのだとボメニルは語る。

「他のマシンより極端に速いマシンが現れた時だけ、遅くするような行動をとるよ」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています