レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGTニュース

投稿日: 2014.08.11 00:00
更新日: 2018.02.17 02:07

NAKAJIMA RACING、SGT富士で12年以来の表彰台獲得


Epson NAKAJIMA RACING
SUPER GT Round 5 FUJI GT 300km RACE
レースレポート

8月10日(日) 富士スピードウェイ 天気:雨
◇台風が接近し、開催が懸念される中、開始された9時からのフリー走行。開始時からの強い雨で一時は赤旗中断したものの、無事に30分を走り終え9番手タイムで確認を終える。

 依然、雨は強まったり弱まったりを繰り返しながら降り続くことになるが、チームはレースに向けた準備を施しながら15時の決勝スタート時刻を迎えることとなった。

 今回のスタートドライバーは中嶋大祐。レースは相変わらずのウエットコンディションの中、セーフティカーが先導する変則スタートとなる。11番グリッドからスタートの大祐はウエットタイヤを装着し、しっかりタイヤを温めながらセーフティーカーランをする。

 2周回後、セーフティーカーがピットに入り、いよいよ実質のレースがスタート。早速、1つポジションを上げる順調なスタートを切った大祐は、翌周にはさらに1つ、翌々週にはさらに1つとポジションアップを果たし、順調にペースを上げていく。10周目、雨量が増加したためにセーフティカーが導入される。この時点で9番手を走行。しばらくセーフティカーランが続いたが、17周目に天候がさらに悪化し、赤旗が提示される。

 天候の回復の兆しが見えたので16時15分にレースが再開、雨は小康状態となったが、水しぶきで視界が悪い状況の中、大祐は冷静に周回を重ねていく。しかし、タイヤのグリップが低下してきたということもあり、11番手にポジションを下げることに。25周目にピットインをして、ドライバーをベルトラン・バゲットにチェンジ。種類の違うタイヤを装着し、ベルトランはコースに復帰。みるみるペースを上げて全体のファステストタイムを叩き出しながら、前を追いかけていく。

 40周目には10番手に浮上、その後、続々とピットインするマシンがあり、その2周後には5番手となり、さらに4周後には3番手に浮上する。雨は上がり、路面が次第に乾いていったが、残り8周で雨量増加のため再びセーフティカーがコースに入る。セーフティカーを先導に周回をして、天候回復を待つが改善はされずそのまま66周回を終え、2012年最終戦以来となる表彰台を獲得、11番スタートからの嬉しい3位チェッカーとなった。

◇観客動員数
8月9日(土)予選16,500人
8月10日(日)決勝26,500人