更新日: 2018.02.23 16:18
NASCAR開幕。ロガーノがデイトナ500初制覇
NASCARスプリントカップ・シリーズは22日、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開幕戦デイトナ500が行われ、ジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)が優勝。今年で57回目を迎えた伝統のレースでの初勝利を飾った。
今年も全36戦で争われるNASCAR最高峰のスプリントカップ・シリーズ。シリーズ開幕戦となるデイトナ500に向けては、スプリント・アンリミテッドと題されたエキシビション戦をはじめ、今年からノックアウト方式に改められた予選、そして予選レースのバドワイザー・デュエルを経て、22日に決勝が行われた。
優勝したロガーノは、5番手からレーススタート。終始上位争いを展開し、グリーン・ホワイト・チェッカーでの残り3周の走行中に首位を奪取する。ただ、レースはその後、ジャスティン・アルガイヤー(シボレーSS)のクラッシュにより一時赤旗中断となる。
最後は再びグリーン・フラッグ・チェッカーのもとでリスタートに。首位のロガーノは、後方から昨年王者のケビン・ハービック(シボレーSS)やデイル・アーンハートJr.(シボレーSS)の追撃を受けるも、首位を堅持。最終周となる203周目にはバックストレートでクラッシュがあり、最後はイエローフラッグが振られる中でロガーノがデイトナ500初制覇の栄冠を手にすることとなった。
レース後、歓喜に沸くビクトリーレーンにマシンを止めたロガーノは、マシンから上体を出した直後から、チームクルーたちに文字通り“勝利の美酒”を浴びせられることに。自身も大きなガッツポーズを見せ、喜びを大爆発させた。インタビュアーにも「本当に最高だよ! デイトナ500だ! オーマイゴッド! 嘘じゃないよね?」と興奮しながらまくしたてたロガーノ。これまでデイトナは苦手としており、過去の最高位は2012年にマークした9位だった。