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国内レース他ニュース

投稿日: 2014.10.16 00:00
更新日: 2018.02.17 03:37

NDDP、全日本F3富士で佐々木が2戦連続表彰台獲得


日産の佐々木が2位と優勝の2戦連続表彰台獲得、高星も2戦ともに入賞

全日本F3選手権第14~15戦 レースレポート
10月11~12日 富士スピードウェイ (静岡県)

 今シーズンの締めくくりとなる全日本F3選手権第14、15戦がFIA世界耐久選手権と併催で富士スピードウェイで開催され、ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NDDP)の#23佐々木大樹が2戦ともにポールポジションを獲得、第14戦で2位、そして第15戦で2勝目となる優勝を飾りました。そして、#22高星明誠は第14戦で4位、第15戦で5位と連続入賞し、ランキング3位を獲得しました。

 金曜日には1時間ずつ2回の専有走行が行われ、セッションごとにタイムは向上。ドライバーそれぞれ1回目より2回目に約1秒タイムを短縮する中、佐々木がトップタイムを記録し、高星が2番手と上々の滑り出しを見せることとなりました。土曜日の公式予選では、佐々木がその勢いをキープして、第14戦、第15戦ともにポールポジションを獲得。高星も第14戦こそ4番手となりましたが、ドライビングをしっかりアジャストして、第15戦では2番手に。NDDPのふたりのドライバーがフロントローを独占することとなりました。

 第14戦の決勝レースは10日(土)の14時50分にスタートが切られました。しかし、佐々木はやや出遅れ、3番手に後退。背後に高星を従える格好で1コーナーをクリアしていきます。しばらくはトップ2台の動向をうかがっていた佐々木ながら、4周目にまずはファステストラップを記録し、予選に続いてポイントを獲得。中盤以降、ライバルのペースが鈍り始めると、猛然とアタックを開始して11周目の100Rで2番手に浮上します。その時点で3秒近くあったトップとの差も徐々に詰め、最終ラップにはすぐ真後ろに。ゴール間際のストレートでは横に並びますが、1000分の7秒届かず惜しくも2位となりました。一方、高星は4番手を最後までキープしてフィニッシュしました。

 今季最後の戦いとなる第15戦の決勝レースは、翌11日(日)の早朝8時にスタート。気温は13度、路面温度は16度と、これまでにない低温下での戦いになりました。第14戦ではスタートの出遅れが勝利に結びつかなかったことから、ポールシッターの佐々木は普段以上に神経を研ぎすませて集中。その結果、1コーナーへトップで飛び込んでいくこととなり、オープニングの1周だけでほぼ1秒のリードをつかむこととなりました。中盤までは背後に2台を置いていた佐々木でしたが、それ以降は一気にスパート。圧倒的な速さ、強さの差を見せつけて第6戦以来となる、今季2勝目をマークすることとなりました。