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スーパーGTニュース

投稿日: 2014.04.14 00:00
更新日: 2018.02.16 23:07

OGT Panasonic PRIUS、PP獲得も決勝はリタイア


2014 AUTOBACS SUPER GT ROUND1
開催地:岡山国際サーキット(岡山県)/3.703km
4月5日(予選)天候:晴れのち曇り
コースコンディション:ドライ 観客数:9,000人
4月6日(決勝)天候:晴れ一時雨
コースコンディション:ドライ一時ウェット 観客数:18,000人

2回目のPPをプリウスで獲得。決勝でもトップ争いを繰り広げたものの、無念のリタイア

 2014年のスーパーGTが、いよいよスタートを切る。今年もシリーズは全8戦での開催が予定され、海外でのレースはマレーシアに変わってタイで初めて行われることとなっている。さて、開幕戦の舞台である岡山国際サーキットは4kmに満たない、中低速コーナーの多いコンパクトなレイアウトで知られ、オーバーテイクポイントは多いとは言えないテクニカルコースだ。それだけに予選で上位につけることと、決勝レースでの戦略が重視される。

 今年もプリウスには新田守男選手と嵯峨宏紀選手というラインナップでの参戦となるが、悲願の王座獲得に向け、マシンはオフの間に大幅な手直しを行い、テストを入念に繰り返してきた。最大の改良ポイントは、車体の軽量化。市販車の先行開発を兼ねた新たなハイブリッドシステムの採用、シャシーからも徹底的に贅を削ぎ落とし、約100kgもの軽量化を実施。また、足まわり・エンジンのMAPも見直し、そしてスワンウィングの採用によって、運動特性は大幅に向上。トラブルなくテストも進んだ、「OGT Panasonic PRIUS」の活躍が期待された。

公式練習 4月5日(土)9:00~
『晴れの国』を称する岡山ながら、このレースウィークに対する天気予報は不安定であることを告げており、走り始めとなる公式練習もまた、スタート時は晴れだったものの、途中から曇りに変わっていた。途中の雨も覚悟しつつ、走行を開始。最初に「OGT Panasonic PRIUS」のシートに収まったのは新田選手で、じっくりと慎重に周回を重ねていく。序盤は予選想定のセットで走り、9周目には1分27秒893をマーク。そこからは決勝想定のセットアップが進められていく。

 ラスト10分間のGT300単独のセッションから、嵯峨選手がコクピットへ。わずか4周の走行だったものの、新田選手が詰めたセットを確認し、29秒台でコンスタントに周回を重ねていった。ちなみに新田選手がマークしたタイムは2番手タイムに相当し、予選、決勝ともに確かな手応えを得ることとなる。


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