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投稿日: 2014.10.17 00:00
更新日: 2018.02.23 15:56

RBカート世界一の澤田、4輪デビュー戦で入賞


2014年10月16日

2014イタリアFIA-F4第7大会(イモラ)レビュー
--2012年レッドブルカート世界一の澤田真治がデビュー大会でポイント獲得--
■大会概要
開催地:イタリア・イモラ(アウトドローモ・エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ:1周4.909km)
開催日:2014年10月10日(金)~12日(日)
■イモラ・レビュー
10月10日(天気:晴れ/路面:ドライ)練習走行1回目 19番手/練習走行2回目14番手
10月10日(天気:晴れ/路面:ドライ)予選1回目 13番手/予選2回目 15番手
10月11日(天気:晴れ/路面:ドライ)決勝レース1(28分間+1周) 11位
10月11日(天気:晴れ/路面:ドライ)決勝レース2(18分間+1周) 16位
10月12日(天気:晴れ/路面:ドライ)決勝レース3(28分間+1周) 10位

 イタリア・イモラのアウトドローモ・エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ(4.909km)で10月10~12日、イタリアFIA-F4第7大会が20台の参加により実施されました。このシーズン最終大会には、2012年にイタリア・ボローニャで開催されたアマチュア・カートレーサー世界一決定戦「Red Bull Kart Fight World Final(レッドブルカートファイトワールドファイナル)」を、参加最年少の13歳で制覇した澤田真治(15歳)がユーロ・ノヴァから参戦。40分間×2回の練習走行を経て臨んだ10日(金)の予選は、1回目13番手で2回目は15番手でした。

 11日(土)の決勝レース1に13番グリッドから臨んだ澤田は、スタートに失敗していきなり最後尾へ後退。しかし、上位ドライバーの脱落なども手伝い、フォーミュラカー初レースをポイント獲得目前の11位完走で終えました。同日、決勝レース1の結果に基づき11番グリッドから臨んだ決勝レース2は、再びスタートで出遅れて14番手へ後退しました。それでもじわじわと追い上げて11番手まで挽回し、最終周には先行車両を抜こうと試みるも接触、さらにはコースアウトを喫してグラベルストップ。チェッカードフラッグは受けられなかったものの、規定周回数をクリアしており16位完走となりました。

 翌12日(日)の決勝レース3に15番グリッドから臨んだ澤田は、前日の2レース同様に再びスタートで失敗。しかし、上位ドライバーの脱落なども手伝ってじわじわと順位を挽回し、総合10位(1996年1月1日生まれ前のクラス9位)でチェッカードフラッグを受け、初のチャンピオンシップポイントを獲得した。

■澤田真治(ユーロ・ノヴァ・レーシング)のコメント
「いままでテストで走ったのは小さなサーキットだけで、イモラのように大きくて高速のサーキットを走るのは初めてでした。そのためスピードに慣れるのに少し苦しみました。練習走行では赤旗もあって十分に走り込めなかったものの、セッションごとにタイムは縮まり順位も上がりました。予選の進め方など、まだまだ学ばなければならないことは多いのですが、初めてのフォーミュラカーを楽しめました」

「フォーミュラカーのスタンディングスタートを練習していなかったため、決勝レース1ではタイミングを失って出遅れました。最後尾に落ちてからは、ひたすら自分のベストを尽くしました。この決勝レース1でいろいろなことを試してみました。28分間のレースの中では新しい発見もあり、レースが終わるころには自分の走りが見つかったような気がしました。決勝レース2もスタートに課題を残しました。最後は、ライバルの横に並んだときに寄せられて、クルマのフロントがコツンと当たってしまいました」

「決勝レース3では、とにかく一所懸命に走っただけです。最終ラップが自己ベストラップタイムとなりましたが、本来であればもっと早い周回で記録しなくてはいけません。でも、こうして3日間にわたり、練習走行と予選、決勝の3レースをほぼ走りきったことで、フォーミュラカーというものがだんだん分かりつつあります。この貴重な経験を来季にぜひ生かしたいですね」


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