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国内レース他ニュース

投稿日: 2015.05.25 00:00
更新日: 2018.02.17 08:15

S耐第2戦SUGOは、16号車BMW Z4が大逆転で優勝


 スーパー耐久シリーズ第2戦がスポーツランドSUGOを舞台に開催。24日に行われた決勝レースは、初夏を思わせる気候の中、壮絶なバトルが繰り広げられた。3回もセーフティカーが入るなどアクシデントが頻発し、目まぐるしく総合トップが入れ替わったレースで総合優勝を飾ったのは、予選6番手からスタートの16号車REAF REAL ESTATE KiiVA BMWを駆る、 HIRO/片岡龍也/阿部翼組だった。

 予選で唯一レコードタイムを更新し、最速タイムを記したのは5号車MACH MEKERS GT-Rの青木孝行。しかし、タイム合算でポールポジションを獲得したのは、3号車ENDLESS ADVAN BMWの YUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔/元嶋佑弥組。開幕戦では最後尾からスタートして優勝しているだけに、最前列からのレースならば連勝も決して夢ではないと思われた。

 決勝レースでは、スタートから峰尾が飛ばしに飛ばして、大量のリードを築いてTANIGUCHIにバトンタッチ。ピットタイミングの違いや、中盤の青木の猛追もあって、一時はトップを明け渡したものの、最終スティントを担当した元嶋がしっかり逆転を果たし、そのまま逃げ切るものと思われた。

 だが、残り40分で元嶋がバックマーカーの激突を受け、3号車ENDLESS ADVAN BMWは無念のリタイア。代わって5号車MACH MAKERS GT-Rの藤波清斗が、トップに躍り出る。ST-Xクラスにはアクシデントが頻発していたため、後続とは1周以上の差があり、あとはゴールまでマシンを導くだけとなっていた。

 ところが、その様子をピットで見守っていた青木、そして白井剛にも衝撃が走る。残り20分で藤波はスローダウン。何とかピットに戻ろうとするも、最終コーナーの上り勾配を登りきれずにマシンを止める。「突然、何の前触れもなく。たぶん電気系だと思います」と肩を落とす藤波。