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国内レース他ニュース

投稿日: 2014.11.10 00:00
更新日: 2018.02.17 04:08

S耐AP戦は81号車GT-Rが勝利しチャンピオンを獲得


 11月8~9日にオートポリスにおいてスーパー耐久シリーズ2014最終戦「TKUスーパー耐久レース in オートポリス」が開催され、6つのクラスのうち最終戦までもつれた5つのクラスでチャンピオンが確定。3連勝で最終戦を制した、81号車GTNET ADVAN NISSAN GT-R(星野一樹/尾本直史/青木孝行組)がST-Xのチャンピオンに輝いた。

 雨と霧の影響が心配されたスーパー耐久最終戦。幸いにも、降雨があったのは予選後から決勝までの間。すっかり秋の装いとなった山々に囲まれたオートポリスには、40台の車両が参戦した。13時23分に3時間レースがスタート。まだコースのあちこちにウエットパッチの残るコンディションながら、スタート直後には日差しもありコースは徐々に乾いていった。

 レースをリードしたのは81号車GTNET ADVAN NISSAN GT-Rの青木孝行で、これを追う3号車ENDLESS・ADVAN・BMWの飯田章が10周目の最終コーナーで逆転。2台によるトップ争いが演じられたが、29周目の2コーナーで青木が再逆転。直後に飯田はピットインして頭からガレージに入り、サスペンションのトラブルで修復に長い時間を要すこととなった。

 このレースを完走すればチャンピオンとなる81号車は、ここから独走状態となり、尾本直史へつないで、アクシデントのためにセーフティカーが導入されたタイミングで星野一樹に交代すると、2位以下の全車をラップ遅れに。そのまま92周を危なげなく走りきって、3連続の今季4勝目を挙げてST-Xクラスのチャンピオンを獲得した。

「去年一度も勝てなくて悔しい思いをしたけど、今年はチームもクルマもいい体制で臨めた。ようやくトップクラスでタイトルが獲れて本当にうれしい」と尾本は笑顔で語った。