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国内レース他ニュース

投稿日: 2015.03.20 00:00
更新日: 2018.02.17 06:45

S-FJもてぎ開幕戦、ル・ボーセの武村が初優勝


スタート決めた武村和希が、初優勝!
ルーキー川合孝汰はポールポジションを奪い、速さを見せる。

スーパーFJもてぎ選手権第1戦
3月15日
ツインリンクもてぎ 4.801km

 ル・ボーセモータースポーツが挑むカテゴリーのひとつ、スーパーFJもてぎシリーズ第1戦が、3月15日(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)で開催され、武村和希と川合孝汰が出場した。参戦2年目の武村と、これがデビューレースとなる川合が狙うは開幕戦での初優勝とワンツーフィニッシュ、そしてシーズンを通じてのシリーズタイトルを目指す。

予選 3月15日(日)
天候/曇り
コース状況/ドライ

 若手ドライバーの登竜門であるスーパーFJ。そのもてぎシリーズがいよいよ開幕。参戦2年目となる武村は、昨年終盤に見せたチャンピオンにも劣らぬスピードを今シーズンも発揮し結果へと結びつけ、初優勝とシリーズタイトルを狙う。一方のカートレースからステップアップを果たす川合にとっては、昨年ル・ボーセフォーミュラアカデミーでトレーニングを積んできた事を、実践の中でさらに成長させて、武村と切磋琢磨し合う事が期待される。

 レース当日は曇り空、それでも雨が落ちてくることもなく路面はドライ。予選ではスリックタイヤを装着してコースインすると、武村、川合ともに2分6秒台からのスタートとなり、周回ごと秒単位でタイムを縮めていく。武村は6周目に3秒台に入れ、徐々にタイムを詰めて行き最終ラップの10周目にベストとなる3秒711まで短縮し4番手。一方、川合は3秒台突入こそ武村から1周遅れたが、そこから着々とタイムを刻み9周目にはベストとなる3秒176をマークしトップに浮上。デビュー戦でポールポジションを獲得することとなった。

決勝 3月15日(日)
天候/曇り
コース状況/ドライ

 上空の雲は切れ間こそ見せなかったが、決勝レースは完全なドライコンディションで争われることになった。注目されたスタートは、ふたりのドライバーで明暗が分かれた。初めての本番スタートとあってポールシッターの川合は出遅れてしまったのに対し、武村は絶妙のダッシュで1コーナーまでに2台をパス。そして、その勢いのまま3コーナーではトップに浮上する。

 いったんは4番手にまで退いた川合だが、次の周から各コーナーで順位を入れ替えるほどのバトルを見せる。3周目にひとつ、そして5周目の1コーナーでもうひとつ順位を上げて武村に続く2番手に。また、それまでは4台で接戦を繰り広げていたが、川合の奮闘にも助けられて、トップの武村は頭ひとつ抜け出すことに。

 このまま順位を保ってワンツーフィニッシュと期待が込められたものの、7周目の5コーナーで川合がスピン。これで最後尾に退くことになり、その一方で、チームメイトからのプレッシャーに解放された武村は、そのままリードを広げて悲願の初優勝を飾ることとなった。また、川合もラスト2周で2台をかわしながら、自己ベストタイムを連発。今後に期待を抱かせる、6位入賞を果たすこととなった。

チーム監督
坪松唯夫 Tadao Tsubomatsu
COMMENT
 川合の練習中の状態は、まだクルマに乗られている感じであったが、走るにつれクルマを自分のものにしていった。予選はミスをしながらも出したタイムで、まだまだ限界は先にあったが、リラックスした中で走れていたと思う。決勝は残念な結果となったが、収穫も多く、楽しみな内容だった。武村は、練習中から気負い過ぎることがあり、予選でのタイムに表れてしまった。

 決勝では、やはり2年目と言うこともあり、アドバイスを自分への力と変え、予選での問題を短時間で修正してクリーンで力強いレース運びをしていた。チームとしては、ルーキーがデビュー戦でポールポジションを獲得し、2年目のドライバーが初優勝と、素晴らしいスタートを切れたと思っている。

ドライバー
武村和希 Kazuki Takemura
COMMENT
 スタートがうまくいって2台を抜いて、3コーナーでトップに立つことができ、それでそのまま守りきったという感じです。序盤のタイムはちょっと苦しくて、終盤もそんなにペースが上がらずに走りの課題がまた出ました。それなりに自分で後ろがバトルしてくれるように仕向けたというか、バトルに持っていったつもりだったのですが、苦しいレースになっているので、それは次戦で克服したいと思います。予選での走り方、レース前半から逃げられるようにタイムを上げていき、次のレースも優勝を目指し頑張ります。

ドライバー
川合孝汰 Kohta Kawaai
COMMENT
 スタートは全然ダメでした。レース運びもまだまだだし、もうちょっとレース中も冷静に戦わなければなりませんでした。スピンはシフトロックしてしまったのですが、練習でもずっとシフトチェンジに課題があって直りかけてきたのですが、決勝でスピンするかたちになってしまったので、直さなければいけないところです。最下位だけは絶対に嫌だったので、とにかく最後はプッシュしていきました。それで後半に自己ベストが出たのかもしれません。今回の経験を活かせるように、日々の練習から鍛えていき、次のレースでは結果を出したいと思います。

スーパーFJもてぎ選手権 第1戦レース結果
1位 No.63 武村和希 ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC 予選4位
2位 No.19 徳升広平 ZAP SPEED 10VED 予選2位
3位 No.27 山浦聖人  ZAP ミマキエンジニア ED 予選3位
6位 No.62 川合孝汰 ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC 予選1位

シリーズポイントランキング
1位 武村和希 20ポイント
2位 徳升広平 15ポイント
3位 山浦聖人 12ポイント
6位 川合孝汰 6ポイント


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