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投稿日: 2015.08.04 00:00
更新日: 2018.02.17 09:32

SARD Racing、S耐第4戦はトラブルでリタイア


2015年8月4日
SARD Racing Project

スーパー耐久シリーズ2015第4戦オートポリス
クラス2位走行中に無念のリタイア

 8月1日(土)2日(日)オートポリス(大分県日田市上津江町)で開催されたスーパー耐久シリーズ2015第4戦「TKU スーパー耐久レース in オートポリス」(3時間)にSARD Racingは、「SARD Racing RC350」(柴田優作/片山義章/平手晃平)でST-3クラスに参加。クラス6番手(総合18位)から平手選手がスタートダッシュを決め、22周目にはクラス3位(総合11位)に浮上する快進撃を見せた。そして、38周を終えて交代した柴田選手が、さらにクラス2位に順位を上げてトップを追いかけていた矢先の47周目、4コーナー(50R左カーブ)にてマシントラブルが発生。その後、スロー走行でピットに戻ろうとしたが、これ以上の走行は危険と判断。第2ヘアピンにてコースサイドにマシンをストップさせ、無念のリタイアとなった。

■1日(土)公式予選レポート
 前戦富士から完全にリペアされ、ボンネットに新たにエアアウトレット付きの軽量パーツを導入した「SARD Racing RC350」。31日(金)に行われたSTEL専有走行の3セッションではドライバーが順番にマシンをチェック。セットアップとタイヤの確認、ロングランなどの走行プログラムをこなし、平手選手がクラス3番手でRC350勢トップタイムをマークするなど順調な出だしとなった。翌1日(土)10時50分から行われた30分間のフリー走行でも、平手選手がST-3クラス3番手タイムとなる2分04秒410で、再びRC350勢トップタイムをマークし、「順調に仕上がっていて、これからが楽しみ」と手応えを感じさせる平手選手のコメントとなった。

 雲一つない快晴の中、13時50分から開始されたAドライバー予選に柴田選手が登場。初めて走るコースながら専有走行からセッション毎にタイムを縮めてきており、3周目にマークした2分05秒369で7番手タイムとなった。続いて17分遅れで開始されたBドライバー予選には平手選手がドライブ。僅差の争いの中で、フリー走行のタイムを上回り、再びRC350勢のトップタイムをマークしたものの、わずかに他のライバル勢にかわされてしまい、2分03秒543の5番手タイムとなった。Cドライバー予選は片山選手がユーズドタイヤで時間いっぱいまでロングラン走行し、2分08秒155の7番手に。結果、公式予選はAドライバー柴田選手とBドライバー平手選手の合算タイムで、結果ST-3クラス6番手(総合18位)となった。

■2日(日)決勝レースレポート
 決勝日、午前8時から30分間のフリー走行が行われ、各ドライバーが走行順に搭乗し、クルマを確認。平手選手のマークした2分05秒343のクラス7番手(総合17位)で決勝への準備を無事整えた。

 真夏の入道雲が立ち上る快晴の中、13時24分に3時間の決勝レースがスタート。クラス6番グリッド(総合18位)から、スタートドライバーを担当した平手選手が見事にスタートダッシュを決め、オープニングでクラス5位(総合15位)に。さらに追い上げを見せる平手選手は、22周目にはクラス3位(総合11位)に浮上する快進撃を見せた。そして、予定通りに38周を終えて交代した柴田選手が、さらにクラス2位に順位を上げてトップを追いかけていた矢先の47周目、3コーナー(50R右コーナー)にて異常を感じ、次の4コーナー(50R左カーブ)にてマシントラブルが発生。その後、スロー走行でピットに何とか戻ろうとしたが、これ以上の走行は危険と判断。第2ヘアピンにてコースサイドにマシンをストップさせ、無念のリタイアとなった。

■ドライバーコメント
●柴田優作
「平手選手から僕に代わって8周目の3コーナーで違和感を感じた後、4コーナーで異音とともにマシントラブルが発生。クラス2位を走行中だっただけに残念です。中々上手く行きませんがクルマは確実に進化しました。次戦以降また頑張ります。たくさんの応援ありがとうございました」

●平手晃平
「走り出しから順調でRC350勢の中でトップタイムを常にマークするなど手応えを得ていて、クラス6番手から僕がクラス3位まで、柴田選手がクラス2位まで順位を上げていただけに悔しい結果です。次戦岡山までにしっかりと原因解明をし、残す2戦は皆さんに良い報告が出来るように頑張りますので、引き続きSARD Racingを応援よろしくお願いします!」

●片山義章
「自分の走りに関して色々と勉強中で平手選手、柴田選手にたくさんのアドバイスをもらえて一緒に走れる環境に感謝しながら走っています。結果としてリザルトは残りませんでしたが、非常に勉強になったレースウィークでした。次の岡山は一番走り込んでいるサーキットなので良い結果を残したいと思います」

■情報参照先
●スーパー耐久シリーズ公式サイト:http://www.supertaikyu.com
●サード公式ウェブサイト:http://www.sard.co.jp


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