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スーパーフォーミュラニュース

投稿日: 2015.09.13 00:00
更新日: 2018.02.17 10:18

SF:一貴が石浦との接近戦を制して今季初勝利


 全日本選手権スーパーフォーミュラ第5戦オートポリスは13日、54周の決勝レースが行われ、ランキングリーダーの石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING)との接近戦を制した中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)が今季初勝利を挙げた。

 決勝日も青空の覗く天候となったオートポリス。気温20度、路面温度27度というコンディションで、15時からレース開始となった。スタートでは、3番グリッドの一貴が好スタートを決めてホールショット。2番手には順位キープで小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が続き、ポールシッターの石浦は3番手で1コーナーを抜けていった。

 一方、4番手スタートのアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)は、1周を終えて4番手をキープするが、反則スタートがあったとしてドライブスルーペナルティを受けることに。これにより、最後尾まで順位を落とすこととなる。

 一貴と可夢偉はともに1分30秒台後半〜31秒台前半のタイムを刻み、1秒前後の僅差で走行。3番手の石浦は可夢偉の2秒〜3秒弱ほど後方を走行するも、上位2台とは遜色ないタイムで続いていく。4番手からは平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)、11番グリッドから順位を上げたジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)、そして予選10番手の山本尚貴(TEAM無限)と続いていく。

 6周目を終えたあたりからピットへ入り始めるマシンも現れるが、上位はそのままレースを続行。上位3台は4秒ほどの差をキープしながら、4番手以下を徐々に引き離していった。そんなトップ3で先手を打ったのは、前日「なくすものはないので思い切って色々とやってみる」と話していた可夢偉。29周を終えたところでピットへ向かい、4輪ともにタイヤを交換。給油時間は長めとなり、20秒の作業でピットアウト、ペナルティで順位を落としていたロッテラーの後方でコースへと復帰していった。