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スーパーGTニュース

投稿日: 2015.05.03 00:00
更新日: 2018.02.17 07:46

SGT富士:500kmのGT-R対決をMOTULが制す


 スーパーGT第2戦富士は4日、110周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートしたMOTUL AUTECH GT-Rがライバルを圧倒するレース展開で今シーズン初優勝を飾った。

 気温25度、路面温度39度という5月上旬とは思えない初夏のようなコンディションで迎えたスーパーGT第2戦富士。決勝日で5万8000人の観客が訪れたという富士スピードウェイでは、ほぼ満席のグランドスタンドのファンが見守る中、静岡県警の白バイ6台、パトカー6台が先導するパレードラップ、そしてフォーメーションラップと続き、110周で争われる長丁場のレースのスタートが切られた。

 GT500のスタートでは、ポールポジションのMOTUL AUTECH GT-Rが首位をキープして1コーナーへ向かうが、1周目からカルソニック IMPUL GT-RがMOTULを猛プッシュ。その後続では、ダンロップコーナーでRAYBRIG NSX CONCEPT-GTがS Road MOLA GT-Rに追突される形でスピンを喫し、最後尾まで順位を下げてしまった。

 レース序盤はトップの2台が3番手以下を序々に引き離し、予選結果どおりの別次元の速さを披露する。そんな中、8周目に5番手を走行していたZENT CERUMO RC FがGT300マシンと接触したとのことで早々にピットイン。右フロントのサスペンションが壊れたようで、マシン修復のため一端ガレージに入り、大きくポジションダウンしてしまう。さらに8番手を走行していたS Road MOLA GT-Rには1周目の100号車との接触によるドライブスルーペナルティを課され、順位を大きく落としてしまった。

 トップ2台が順調に後続との差を広げていく中、9周目に波乱が起きる。1コーナーでマネパ ランボルギーニ GT3の左リヤタイヤがバーストして炎を上げながらコースオフ。1コーナーにオイルが漏れてしまったようで、その後の複数台がコースオフする事態となる。大きなアクシデントにはならなかったが、ここでオイル除去のためセーフティカーが導入される。

 約13分後にレースは再スタートするが、リスタート直後の1コーナーでENEOS SUSTINA RC FとD'station ADVAN GT-Rが接触。24号車は12番手で復帰できたものの、6号車はコース上に留まってしまった事で体勢を変えられず、最後尾でレース復帰となってしまった。