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スーパーGTニュース

投稿日: 2015.08.08 00:00
更新日: 2018.02.17 09:35

SGT富士:GT300はJAF勢躍進。ARTA CR-Zがポール


 スーパーGT第4戦は8日、富士スピードウェイでノックアウト形式の予選が行われ、GT300クラスはARTA CR-Z GTがポールポジションを獲得した。上位10台のうち4台がJAF-GT勢となっている。

 予選日の富士スピードウェイは、常に雲がかかり、日差しが遮られているコンディション。気温28度、路面温度35度と、午前の公式練習と比べコンディションに変化は少なく、定刻の14時15分にGT300クラスの予選Q1が開始された。この予選には、公式練習でクラッシュしたTOYOTA PRIUS apr GTとStudie BMW Z4、マシントラブルがあったGAINER TANAX GT-Rも参加している。

 15分の予選Q1は、各車がアウトラップを終え、1度目のアタックを行おうかというタイミングで、和田久がドライブするグリーンテック SLS AMG GTがアドバンコーナーでストップしてしまい、赤旗中断。赤旗掲示から約7分後の14時28分に、残り時間10分でセッションは再開された。どのマシンもアタックを行なっていなかったため、各車は一斉にコースインしていく。

 各マシンが1度目のアタックを終えた時点のベストタイムは、峰尾恭輔がドライブするケーズフロンティア Direction 458の1分38秒618。しかし、峰尾は赤旗掲示中に他車を追い越したとの判定を受けてしまっている。

 2回目以降のアタックでは、続々とトップが入れ替わる熾烈な首位争いが展開する。土屋武士のVivaC 86 MCが1分38秒311でトップに立つと、その直後に加藤寛規のシンティアム・アップル・ロータスがそれを上回る。すると、今度は小林崇志のARTA CR-Z GTが1分37秒797でトップを奪取。FIA-GT3勢が有利とみられていた富士スピードウェイで、マザーシャシーを含むJAF-GT勢がトップ3を独占する形でQ1は終了した。

 なお、千代勝正が駆るランキングトップのGAINER TANAX GT-Rは予選14番手タイムだったものの、吉田広樹のRUNUP Gropu&DOES GT-Rが予選セッション中に4輪脱輪があったとしてタイムが抹消されたため、Q2進出を果たしている。また、予選前戦タイで優勝した高星明誠のB-MAX NDDP GT-Rや公式練習終盤までトップタイムを記録していた佐藤公哉のマネパ ランボルギーニGT3はQ1で敗退した。