レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGTニュース

投稿日: 2014.07.22 00:00
更新日: 2018.02.23 15:40

SGT&DTMコラボはまずテストから? 来季実施か


 今季、スーパーGT500クラスはDTMドイツツーリングカー選手権と車両規定を統一化し、新たな規定が導入された。すでに第4戦SUGOまでが終了しているが、世界中のモータースポーツファンが注目しているのは、近い技術規定のふたつのレースの車両が競い合うシーンではないだろうか。これについて、GTアソシエイションの坂東正明代表がオートスポーツの質問に答えた。

 DTMとスーパーGTは、2009年からDTM側の呼びかけにより車両規則統合について話合いを開始し、2012年10月に両者間で契約を締結。その後北米IMSAを含め日独米の間で統一車両規定導入を目指しており、2013年7月に行われた三者による会合『ステアリング・コミッティー』では、2017年の完全規則統合を目指す方向性が示されていた。

 その17年の完全規則統合に先立ち、DTMでは2012年から、スーパーGT500クラスでは2014年からこの規定を使ったレースがスタート。ただ、両者の間では無給油スプリントでタイヤはワンメイク、4リッター自然吸気V8を使うDTMに対し、セミ耐久で給油・ドライバー交代がありタイヤはマルチメイク、2リッター直4直噴ターボのGT500と、両者には性能差がある。現状では新GT500の方がDTMより速いのが実情で、新GT500の開発状況はDTM側も大いに注目している。

 とは言え、ファンにとっては両者が混走するレースの開催、あるいはスーパーGTにDTMで活躍するBMW、アウディ、メルセデスベンツのいずれかが参戦するようなシーンを期待せずにはいられない。もしそういったイベントが実現すれば世界中の注目を集めることになり、両シリーズにとってもメリットが大きい。