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スーパーGTニュース

投稿日: 2015.11.01 00:00
更新日: 2018.02.17 11:20

SGT:GT300もGT-Rがワンツー。クート王座獲得


 スーパーGT第7戦オートポリスは1日、65周の決勝レースが行われ、GT300クラスは予選8番手からスタートしたB-MAX NDDP GT-Rが優勝。2番手にポイントランキング首位のGAINER TANAX GT-Rが入ったため、最終戦を待たずしてアンドレ・クートがドライバータイトルを獲得し、GAINERがチームタイトルも手中に収めている。

 午前と同様、曇天が広がるコンディションで決勝を迎えたスーパーGT第7戦。サーキットには場内の駐車場が満車となるほど多くのファンが集まった。気温14度、路面温度17度のコンディションとなったが、GT300クラスはスタート前からグリッドにつけないマシンが3台も出てしまう波乱の展開となった。

 予選2番手を獲得したTOYOTA PRIUS apr GTがクラッチトラブルでグリッドにつくことができなかったほか、UPGARAGE BANDOH 86、マネパ ランボルギーニGT3もグリッドにマシンを並べることができなかった。また、VivaC 86 MCは一度マシンをグリッドにつけたものの、その場でトラブルが発覚したため、マシンを再びピットに戻している。なお、PRIUSとUPGARAGE 86はスタートまでにマシンの修理を完了したため、ピットスタートとなっている。

 地元県警のパレードラップの後、レースはスタート。オープニングラップは大きな混乱もなく、ポールシッターのシンティアム・アップル・ロータスの加藤寛規がポジションをキープしていく。2番手にARTA CR-Z GTの高木真一が続き、3番手には5番グリッドからスタートしたグッドスマイル 初音ミク SLSの片岡龍也、4番手にAudi R8 LMS ultraの藤井誠暢が続いていく。

 トップの加藤が4周目には2番手CR-Zとの差を4秒まで広げ独走態勢を築く一方で、3番手争いが過熱。初音ミク SLSの片岡を先頭に4番手の藤井、5番手SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人、6番手B-MAX NDDP GT-Rの星野一樹までが数珠つなぎとなるバトルが繰り広げられた。一方、15番手を走行していたGAINER TANAX SLSは緊急ピットインし、マシンをガレージに入れたほか、グリッド上でトラブルがみつかったVivaC 86は一旦はコースインを果たしたものの、問題が解決していなかったようで3周で再びピットイン。2台ともリタイアしている。