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スーパーGTニュース

投稿日: 2015.12.08 00:00
更新日: 2018.02.17 12:00

SKT EXE SLS、SGTもてぎは完走するも22位


2015/11/14~11/15
SUPER GT Rd.8 Motegi 250km
TEAM RELEASE Arnage Racing

目まぐるしい路面変化に、またも目前のポイントを逃し、ノーポイントのまま暗中模索のシーズンを終える。

 最終戦は、第8戦もてぎラウンド。栃木県にあるツインリンクもてぎでおこなわれる250kmのレースが、2015年SUPER GTシリーズの総決算となる。

 前戦オートポリスでは、惜しくもポイント獲得こそ逃したものの久しぶりのアルナージュらしいレース運びで無事にレースを終えることできた。ただし、もてぎラウンドまでのインターバルは2週間足らずとメンテナンス期間としては短い。そんな中チームは最後まで万全の状態で戦うべく入念なチェックとメンテナンスを行い、エンジニアがいくつかのセッティングのアイデアを盛り込んだクルマを準備した。

 第8戦もてぎラウンドを戦うのは、第4戦富士ラウンド以来の加納、Nanin Indra-Payoong選手のコンビ。そして、これまで通り、安岡選手がアドバイザーとして2人を手厚くサポートする体制で挑んだ。

■November 14th Qualifying
天候:雨 路面:ウェット 気温:13℃→13℃ / 路面温度:16℃→14℃ 入場者;17,000人

 雨の多かった2015年のSUPER GTを象徴するように、最終戦のレースウィークもウェットコンディションでのスタートとなった。9時からの公式練習は、第5戦鈴鹿ラウンド以来3戦ぶりに、Nanin選手がSKT EXE SLSのステアリングを握って走行を開始した。マシン自体に特にトラブルはなかったが、雨脚が弱まるとコースに濃い霧が立ち込める難しいコンディションに加え、昨年とはまったく性格の違うレインタイヤに雨用のセットを見直さなければならず、チームはセッティングに苦心した。

 タイヤの状態からはセットを決めることが難しく、ドライバーのコメントのみに頼らざるを得ない。セッティングがなかなか決まらない中、ピットインのたびに、エンジニア、加納、Nanin両選手、アドバイザーの安岡選手が話し合う場面が見られた。それでもSKT EXE SLSは時間いっぱいまでに36周を走行することができ、Nanin選手と加納選手が交互にマシンの感触を確かめて、午後の予選へ向けてのセットアップの方向性も決まった。
(ベストラップはNanin選手が27Lap目に出した1’59.685)

 午後になってもウエットコンディションは変わらず、冷たい雨のそぼ降る中で14時から予選が行われ、Nanin選手がQ2進出を目指してアタックを開始した。午前中の公式練習で得たセットの延長でQ1に臨んだArnage Racingだったが、今シーズンのこれまでの流れは変えることはできず、思うようにタイムを出すことができない。Nanin選手は2’01.135をレコードしたものの22番手に沈み、SKT EXE SLSは今シーズン一度もQ1突破を果たせぬままで、最終戦の予選を終了した。この雨用のセッティングはこのまま決勝に使うことができないと判断したチームは、翌日の決勝に向けてセッティングを見直すことになった。とはいえ、日曜日は天気が好転するとの予報も出ており、セットの方向性を決断できないまま、Arnage Racingは最終戦の決勝日を迎えることになった。

なお、予選結果は下記のとおり。

P1 #31  TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨 宏紀 / 中山 雄一 (Q1タイム1'56.223 / Q2タイム2'00.602)
P2 #11  GAINER TANAX SLS 平中 克幸 / ビヨン・ビルドハイム (Q1タイム1'56.905 / Q2タイム2'02.566)
P3 #0  グッドスマイル 初音ミク SLS 谷口 信輝 / 片岡 龍也 (Q1タイム1'57.469 / Q2タイム2'02.752)

P22 #50 SKT EXE SLS  加納 政樹 / Nanin Indra-Payoong(Q1タイム2'01.135)


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