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スーパーGTニュース

投稿日: 2014.09.02 00:00
更新日: 2018.02.17 02:37

TWS LM corsa BMW Z4、鈴鹿1000kmで初優勝達成


Result 1st(160Laps)
■Entry 24台 出走:24台 完走:20台
■Weather 曇り(ドライ)

怒濤の大逆転でマッチレースを制し
伝統の鈴鹿1000kmでついに初優勝達成!

 前戦の富士では天候に翻弄されること無く着実にポジションを上げ、チーム発足以来最上位となる5位を得たTWS LM corsa BMW Z4。ドライバーズランキングでは15位ながら、ニューマシンにスイッチした第3戦以降は毎回ポイント獲得を続けており、この第6戦でもさらなる上位進出を期待したいところだ。

 しかしながら、今大会は「第43回インターナショナル鈴鹿1000km」という特別な一戦。シリーズ中最長のレース距離1000kmという長丁場の戦いで、かつてはモンスターマシンであるCカーが覇を競い、FIA GT選手権のシリーズ戦として開催されたこともある伝統の耐久イベントだ。昨今スーパーGTのシリーズ戦として組み込まれてからも幾多のドラマティックなレースが展開されて来た他、700km以上の長距離レースに与えられるエキストラポイントが採用されるため、通常大会以上に多くのシリーズポイントが獲得出来ることから、多くのライバル陣営がのどから手が出るほどに勝ちたいイベントだ。

 直前までパーツ入手が遅れるなどしたため、金曜にエンジン交換を行うなどスタッフの努力もあってギリギリのタイミングで準備を整えたLM corsaだったが、ドライコンディションで迎えた土曜朝の公式練習でのTWS LM corsa BMW Z4は、いきなりつまずきを見せる。

 セッション開始と同時に飯田章のドライブでコースインしたTWS LM corsa BMW Z4だが、まずはアウト&インで各部のチェックを終え、連続周回に入るも今ひとつ良好なバランスが得られない。今回第3ドライバーとして登録している佐藤晋也にも計測機会を与える必要もあり、ひとまず午前10時26分に2分02秒469にまでタイムを上げた飯田だが、その後ステアリングを一旦佐藤に譲ることに。

 これまで2回のテストに参加している他、毎戦帯同してきた佐藤だが、実戦参加は今回が初。状況次第で決勝でのドライブも想定されるだけに、規定要件をクリアすべく計測数周ほどこなし2分05秒386を刻むとピットイン。午前10時46分からは吉本大樹がステアリングを握ることとなった。

 飯田から伝えられたインフォメーションどおり、TWS LM corsa BMW Z4のフィーリングが良くないことを確認した吉本は、限られた時間の中で細かくピットイン&アウトを繰り返し、セットアップ修正を続ける。

 その結果、少し状況は改善し午前11時20分からのGT300専有時間帯に2分02秒513にまでタイムを上げたTWS LM corsa BMW Z4だったが、このセッションでのTWS LM corsa BMW Z4はなんと24台中19番手に留まることとなってしまった。