更新日: 2018.02.17 07:26
VivaC 86 MC、ウエットに悔やむ6位
VivaC team TSUCHIYA
レースレポート
2015 SUPER GT Rd.1 岡山国際サーキット
■日時:2015年4月4〜5日
■車両名:VivaC 86 MC
■場所:岡山国際サーキット(岡山県)
■ゼッケン:25
■監督:土屋春雄
■ドライバー:土屋武士/松井孝允
■チーム:VivaC team TSUCHIYA
■リザルト:予選4位/決勝6位
つちやエンジニアリング始動開始
真の復活を果たすまで挑戦し続けます。
2008年に活動を休止した最強プライベーター「つちやエンジニアリング」職人・土屋春雄の活躍の場を復活させ、本物のレース屋が用意する環境の中で、次代を担う職人メカニック、そしてプロフェッショナルなドライバーを育てることを第一の目的に、私、土屋武士はこの6年間活動を続けてきました。そして今年、多くの素晴らしい 出会いとご縁があり、2015年スーパーGT開幕戦の舞台に「VivaC team TSUCHIYA」として「つちやエンジニア リング」は復帰することが出来ました。
「人を育てる、歴史を繫ぐ」というテーマで活動を続けてきた6年間で私たちが得たものは、まさに人と人が拘わる和の力です。組織力・資本力を持つ大きな力に対抗するために、私たちのような町工場は人間力で戦うしかありません。その挑戦を再びスーパーGTの舞台で出来ることに感謝し、本当の「復活」を果たすまで、私たちチームの挑戦は続きます。その「最強プライベーター」としての復活までのストーリーをレースレポートとしてお伝えしていきたいと思います。この活動を通して、少しでも多くの方に元気や勇気が伝染していくことを祈りつつ、ドライバーもメカニックもスタッフも、関わる全ての人間が成長していく様をお伝えできるようにチーム一丸となって頑張っていきます! お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
日本のモノ作りを刺激する
僕らの戦うマシン
GTアソシエーションが「日本のモノ作り」をテーマに開発・販売した「マザーシャシー(MC)」を使用したトヨタ86が私たちの戦うマシンです。エンジン・モノコック・フロントアンダー&リヤデュフューザーなど、数点のパーツが改造禁止で手を加えることが出来ず、さらに規定パーツを使用しなければならないというルールがあるのですが、FIA GT3のようにホモロゲーションがあるパーツだけを使用し一切の改造は禁止ということはなく、資材を買ってきて自分たちでアイデアを投入しパーツを製作することができるので、モノ作りが好きな職人にとってはまさに待望のマシンです。このMCは基本的にJAF GTと同じレギュレーションテーブルにあるので、直接的なライバルはトヨタプリウス、ホンダCR-Z、スバルBRZになります。これらのマシンは少なからずメーカーが関わっているので、「打倒ワークス」を掲げる我がチームにとっては申し分ない相手です。ただ、長年のライバル16号車無限CR-Zが今期参戦していないことは非常に残念でした。