更新日: 2018.02.17 01:56
WAKO’S EXE ASTON、4位獲得で後半戦に励み
SUPER GT Rd.4 Sugo 300km
2014/7/19~7/20
TEAM RELEASE by Arnage Racing
Arnage Racing
WAKO'S EXE ASTON MARTIN
天候を味方に、願ってもないポジション4位。
表彰台を逃すも、前戦に続くポイントの獲得は後半戦への大きな励みに!
2014年のSUPER GTは、九州ラウンドからひと月半のブランクを経て、菅生、富士、鈴鹿の三連戦という、今年最大の山場を迎える。その連戦の口火を切る第4戦は、宮城県のスポーツランド菅生での300kmレース。オートポリスに続き菅生サーキットもまた、マシン、ドライバーともに得意とするサーキットであり、前戦では8位で今季初のポイントを獲得し波に乗るArnage Racingは、気合い十分でレースに臨んだ。
前戦からの長い空き時間を利用して、ガレージでは、普段のメンテナンスではリペアしきれない部分のメンテナンスが行われた。今年で3シーズン目を迎え、フレームに出始めた部分的な傷みが気がかりなAston Martinであるが、エンジンマウントの接着をし直すことで車両の剛性を上げ、より信頼できる状態でみちのくへ送り出された。
ところが梅雨のまだ明けぬ東北地方、搬入日の金曜日から、雨に出足をくじかれることになる。予選の行なわれる予定だった土曜日になっても空模様は回復せず、9時から開始された公式練習でも全くのウェット状態。チームは安岡選手から練習をスタート、6Lap走行ののち加納選手に交代してコースに車をすすめた。ところが、30分を経過したところで加納選手はS字コーナーの先でスピンしてコースアウト。幸い車両に大きなダメージはなく、1時間ほどで走行に支障のないレベルまで修復されたが、フロントバンパーと右側の翼端板のリペアに走行時間の大半を費やしてしまい、両選手ともほとんど走行できないままに公式練習は終了した。
天候は予選開始予定の時刻になっても回復の兆しを見せず、雨と霧のなか9000人の観衆が予選のスタートを待った。しかし予選開始予定の14時より1時間遅れて15時過ぎに中止が決まり、予選は翌日の午前中に行われることとなった。このあとGT-Aの配慮により、ファンサービスのためピットオープンとなって、無料のピットウォークとキッズウォークを開催、予選を見ることのできなかった観客がピットロードに詰めかけ、雨の中賑わいを見せた。