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F1ニュース

投稿日: 2015.10.03 00:00
更新日: 2018.02.17 10:45

WEC富士特集6:超ハイレベルのWEC参戦ドライバー


 いよいよ来週開催される、FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦富士ラウンド。トヨタ、アウディ、ポルシェによるワークスチームの対決に注目が集まるが、出走するドライバーも実にハイレベルである。

 トヨタは2台6人のドライバーをエントリーしている。そのラインアップを見渡してみると、F1経験者が多いのが分かる。まず1号車は、アンソニー・デイビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴のトリオだ。

 デイビッドソンはミナルディでF1デビュー(2002年ハンガリーGP)。以降、BARホンダのリザーブドライバーを務め、2005年のマレーシアGPでは、体調不良で欠場した佐藤琢磨に変わってステアリングを握っている。また、2007年と2008年は佐藤琢磨と共にスーパーアグリのマシンを駆り、07年のカナダGPでは小動物にぶつかってしまいピットインを余儀なくされたものの、それまでは表彰台の可能性すら感じさせるレースを展開していた。

 ブエミは2009年〜2011年までトロロッソに在籍。55レースを戦い、15戦で入賞を果たす堅実な走りを見せた。また、フォーミュラEの第1シーズンではe.ダムス・ルノーに在籍して3勝を挙げ、シーズン最多勝を記録。ネルソン・ピケJr.と最終戦までタイトルを争い、僅か1ポイント差で涙を呑んだというのも記憶に新しいところだ。

 中嶋一貴は言わずと知れた2012年のフォーミュラ・ニッポン、そして昨年のスーパーフォーミュラ王者。今年も欠場した1戦以外は全て2位以内という活躍で、タイトルを争っている。当然彼も2007年から2009年までウイリアムズよりF1に参戦しており、5回の入賞を記録している。